↑ 以前の入院では牛肉など出なかったが。
5月某日 8日目 (快晴・暑し)
保険屋さん来院予定有り
午後教授回診予定
18時~シャワー予定
BSの6チャンネルで男子ゴルフ「とおとうみ浜松オープン」を連日5時間生中継しているので遼君を見る。
明日もあさっても、しあさっても見るぞ。
午後の教授回診(白い巨塔の20~30人ぞろぞろ引き連れて来るやつね)にて、教授に
「ナンだ軽いじゃない」
と言われてしまった…。
珍しい難病指定の子が入ったというので期待させてしまったかも。
担当の医師が「いえだいぶ良くなりましてここら辺とか~」
と説明するが、あっさり
「もう少し同じ量の薬で、それから減らしていきますか」
と2分もたたずに退場して行きました。(笑)
5月某日 9日目 (快晴)
昼間は男子ゴルフ「とおとうみ浜松オープン」をずっと見る。
5時間もじっくり見ていると、自分がゴルフ場にいるような気になる。
初めて開催の大会で、地元とプロが一緒になって手作りの運営をしているらしい。
ボランティアの皆様も一生懸命で微笑ましい。
後は猫のように今一番気持ちの良い場所を探してうろうろする。
やはり今の季節は屋上が良いようだ。
5月某日 10日目 (大快晴)
9時30分~「とおとうみ浜松オープン」を見る予定
17時~シャワー予定
6人部屋の同室には、病気、怪我、いろいろな人が入院している。
二泊だけで遠い老人施設へ搬送されていったおばあちゃん。
交通事故で両足骨折の70台の女性。
やはり交通事故らしい、全身に怪我と後遺症の残る22歳の色白のオリーブみたいな女の子。
不憫に思うのか、毎日来てべたべたに甘やかすオリーブの両親と妹。
全身ガンで体中に手術跡が有り、内臓のほとんどの部位を取りながら、尚パワフルな下町の女社長。
何の病気か端のベッドでいつもカーテンを引き、沈黙を守る中年女性。
治療が軽く済みそうなので言えることだが…。
自分は幸せだと思う。
入院は出来るならしたくはないが、良い人生経験が出来る機会でもある。
5月某日 11日目 (晴~くもり~雨~くもり~晴れと目まぐるしい)
11時30分~「とおとうみ浜松オープン」を見る予定
17時~シャワー予定
口の中が改善されてきたので、ちゃんと歯が磨けるようになったのが嬉しい。
さて、
日本のお役所というのは時々考えられないようなことを言って来る。
去年だんなが亡くなって車を手放すことになり、ディーラーに頼んだところ、陸運局から財産権の確認で上下の戸籍を求められた。
中古で40万ほどの売値だし半分は私が出したのだから半分の割合だが、まあそれはルールとしてしょうがない。
我々には子供がいないので下はだんなの死亡証明でよいが、親以上はおじいさんまで出せと言う。
おいおい、だんなは末っ子、父母とも亡く、父親は明治生まれである。
その親といったら 江戸 に近いぞ。
生きていたらどう考えても130歳前後のご長寿ホルダーである。(笑)
それでも死亡が確認できる書類を出せと言う。
幸い、「佐吉さん」という だんな のおじいちゃんは、だんなと同じ本籍地に住んでいたのでそこの区役所で戸籍が取れた。
今住んでいる区とは違うが、同じ都内で済んでよかった。
これが当人やその子(だんなの父親)が地方から出てきた人なら、またそちらの役所に問い合わせたり郵送願いなどしなくてはならず面倒な事だった。
今回私の病気は症状がまだ軽いとはいえ難病指定となっている。
病名がなかなか突き止められないのと、治療が長引くとか、薬のコントロールが難しいとかでそうなっているのかと思うのだが。
指定があると治療費の補助が出るのはありがたい。
例によってさまざまな書類を揃え、
当人
が役所の窓口にて申請しないといけない。
申請以前は病名がわかっていても、治療が始まっていても一切補助は出ないそうだ。
現在担当医師に書類を揃えてもらっているところだが、同時に病院にカンヅメで治療中の身である。
病院の書類が揃っても、投薬のため免疫力が落ちた体で、この暑いのにマスクをかぶり、人ごみを避けてタクシーに乗り、添付書類の住民票を取ったり、保険証のコピーをコンビニに撮りに行ったり、所得証明書類を取りに自宅に帰ったりしなければならない。
そしてやっと役所の窓口に申請に赴くのだ。
医師が本当は外に行かせたくないけど、本人じゃないとだめなんだよね。
と言う。
少ない量の薬が効いてきた私だから良いが、もっと重篤な人はどうすんだろう。
人に頼もうとするとまた「委任状」出せとかいうんだろうなぁ。
本日の「とおとうみ浜松オープン」は、小林 正則と石川 遼の2度にわたるプレーオフ、遼君負けちゃったけど、非常に見ごたえが有りました。
小林 正則プロ、初優勝おめでとう。
↑ 麺類も出ます。かき揚げうどん。
つづく