↑「猫絵十兵衛 御伽草子」1~4巻 ㈱少年画報社 平成20年12月初版~
この方のマンガ初めて見ました。
でも良く本屋さんでも見かけたし、ネット上でも評判になっていたのは知ってました。
今回 満天様 よりお借りできて読めてよかった~満天様ありがとうございます。
時代は江戸時代、お江戸の長屋に住んでいて鼠よけの猫絵を描いている 十兵衛 と 猫又のニタ の冒険譚の数々。
ニタ君は雄の三毛猫でとても貴重な猫の上、猫又の中の猫又神なのである。
作者の永尾さんは猫に関する各地の伝承などを参考にお話を作ってらっしゃるそうだが、原則1話読みきりのこれらがみんないいお話なんだわ~
猫好き・猫飼いにはたまらんお話ばかりです。
何度泣きながら読んだことか。
ところで、以前上野の 国立東京博物館 のミュージアムショップで買ったハガキの中でこんなのがあった。
↓ 歌川 国芳 1797~1861 「鼠よけの猫」
これ、絶対 ニタ君 だよ。
他にも、十兵衛の師匠というのが 国芳 を髣髴とさせる非常な猫好きとして描かれていたり、布巾を頭に乗せて猫又の修行をしている猫がいたり、永尾さん、猫好きの歌川国芳は絶対見て参考にしたよね
どれとははっきり覚えていないが、 杉浦日向子女史 の漫画にも 国芳 の影響があるように思える。
江戸時代のものを描かれるときは皆さんしっかり浮世絵師の絵とその背景を勉強なさるのだろう。
他に以前国立博物館で買った 国芳の 猫。 ↓
ちなみに今、六本木ヒルズ内の 森アーツセンターギャラリー では、
没後150年 歌川国芳展12月17日(土)~2012年2月12日(日)
をやっています。
デザインが今見てもモダンで、江戸時代のグラフィックデザイナーと呼ばれているんですよ。
勇猛な武者絵や役者絵で有名な 国芳 ですが、猫や金魚の戯画もとても可愛らしくて私は大好き。6日に見に行きましたがそこで買った品です。 ↓
↑ 大判の絵葉書(80円切手使用) 2枚
この下の方の絵の 猫の絵 が3枚揃って展示されるのは初めてだそうです。
↑ ファイルと絵葉書
猫好きな方はぜひお越しください。
携帯に 国芳猫シール を貼ったトミー。