ジュニア・ジャパンの OnStage 技術委員会のブログにタイトルにあるような記事が掲載されていました。
ロボットやパフォーマンスの模倣及び、 過去に使用したロボットの再利用に関するルールと運用
OnStage では、パフォーマンスのオリジナリティが重要視されており、他のチームの模倣や、過去の自分達のチームのロボットの流用なども含めて、様々な制約があるようです。
(私は、OnStage のルールを知らないので・・・的外れな内容かもしれません 笑)
このページからリンクされているPDFファイルを読むと・・・なかなか面白いです。
まず、もともとのルールに書かれていると思われる内容です。
<自作である事の証明の解釈>
---「ワールドリーグ 2.15 日本リーグ 2.10」からの引用
ワールドリーグ 2.1
2.15 自作であることの証明
パフォーマンスは唯一無二でなければならない。他のロボカップジュニア国際大会において使用されたものは認められない。自分たちのロボットやコスチュームなど全てがこのルールに適っているかどうか、参加チームは責任を持って確認すること。
これ・・・無理でしょう!(笑)
書かれていることは判ります。
過去の大会において使われたものはやっちゃダメだよ。
特許を出す前に、公知例を調査するようなものだと思うのですが・・・特許の場合は、過去の特許を調べることが可能ですが・・・
過去のロボカップジュニアのダンス(OnStage)パフォーマンスの記録なんてどこにもありません。これで、どうやって調べろと言うのでしょうか!?
と・・・ここまで書いて、次のページを読んだら、(運営者もわかっていて)ちゃんと同じことが書かれていました。(笑)
パフォーマンスの唯一無二について
・ 全てのチームが過去の大会、または他の大会にでたパフォーマンスを知ることは、不可能であり、自分達のパフォーマンスが唯一無二なのかどうかは判断はチームに難しい。
・ 故意にパフォーマンスを真似したものでなく、偶然的に似たものになってしまった場合は、減点対象になるものではない。
※それが本当に偶然的かどうかはチームの倫理観に委ねられる。
ということで・・・結局は、性善説によって判断されるようです。
ここまで、書いてるんだから・・・故意に真似するのはダメだよ・・・ってことですね。
ところで、上の方にもいろいろと書かれているのですが・・・私が納得いかないのが・・・これです。
・連続的に参加しているチームが、過去の製作活動にて蓄積した技術を活用し、より高い技術を目指すことは、減点の対象とならない。
・ この場合、既に完成していた構造やメカニズムをそのまま利用することは認められず、ロボットや舞台装置は新たに製作されたものでなくてはならない。
同じテーマで参加する場合は、より高い技術を目指していないといけないようです。(まあ、これは納得です)
例えば、最終的には①②③④⑤の5つの機能(5台のロボット)を実現しようと構想しているチームが、ある大会に①②③を実現したパフォーマンスを披露した。次の大会では④を追加して①~④の機能を実現したいのだが・・・「既に完成していた構造やメカニズムをそのまま利用することは認められず」というのがあって、①~③を再利用することができない・・・ように読めるのですが・・・
なにか、解釈が違っていますでしょうか!?