Re: The history of "M&Y"

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2025 RCJ Rescue Rule Changes

2024-10-18 | Rescue Rules 2025
OnStage、Soccerに続いて、やっと Rescue も2025ルールについての情報が RoboCupJunior Forum に掲載されました。




まずは、Junior Rescue 全体に共通の変更項目です。
(翻訳はGoogle先生にお願いしてます・・・)

The RCJ Rescue Committee is excited to share with you the upcoming 2025 rule changes that apply to all the different RCJ Rescue competitions, RCJ Rescue Line, RCJ Rescue Maze & RCJ Rescue Simulation. We are working on incorporating this to the official rules as soon as possible. In the meantime, we want to let you know to start preparing, discuss the changes with your teams and provide any early feedback to the committee over this forum. 
This year’s changes required a lot of discussion, understanding the latest technology advancements, analyzing the team’s performance during the 2024 competition and determining the goals of the RCJ Rescue competition in an international setting. Having a community discussion over the proposed changes will help us make sure the final version of the rules will be in the best shape and form to have a competition that encourages innovation and learning among their competitors in a fair scenario. 
 RCJ レスキュー委員会は、さまざまな RCJ レスキュー競技、RCJ Rescue Line、RCJ Rescue Maze、RCJ Rescue Simulationのすべてに適用される、今後の 2025 年のルール変更を皆さんと共有できることをうれしく思います。それまでの間、準備を開始し、変更についてチームと話し合い、このフォーラムを通じて委員会に早期のフィードバックを提供するようお知らせいたします。今年の変更には、最新のテクノロジーの進歩を理解し、2024 年の競技会でのチームのパフォーマンスを分析し、国際的な環境での RCJ レスキュー競技会の目標を決定するなど、多くの議論が必要でした。提案された変更についてコミュニティで議論することは、ルールの最終バージョンが、フェアで競合他者間のイノベーションと学習を促進する競争を行うために最適な形式であることを確認するのに役立ちます。

ここまでは、前書き、ここからがルールの変更点です。

RULE CHANGES
A.1) AI-Based Solutions
Starting this year, the use of AI-based solutions is permitted without restriction, including the incorporation of AI-based sensors (like the Pixie Cam or Husky Lens). Teams are allowed to incorporate any form of artificial intelligence into their projects. However, teams must demonstrate a decent understanding of the AI technologies they use, and the implementation will be checked. Teams creating more sophisticated AI solutions “from scratch”, will receive more points in the TPD documentation.
A.1) AI ベースのソリューション
今年から、AI ベースのセンサー (Pixie Cam や Husky Lens など) の組み込みを含め、AI ベースのソリューションの使用が制限なく許可されます。チームは、あらゆる形式の人工知能をプロジェクトに組み込むことができます。ただし、チームは使用する AI テクノロジーについて十分な理解を示す必要があり、実装はチェックされます。より洗練された AI ソリューションを「ゼロから」作成するチームは、TPD ドキュメントでより多くのポイントを獲得します。

まず最初が、AIカメラや文字認識ライブラリなどのAIソリューションが解禁されました。(これまでは、利用が禁止されていた) 説明文には「AIベース」と書かれていて「Pixie Cam」が例示されていますが、Pixie Cam はAIソリューションではないと思います。 AIソリューションというのは、学習した(学習させた)データセットをもとに推論させる機能があるもののことですよね。 まあ、ただ、カメラなどのハードが持つ「便利機能」を使用して良くなったことは、チームにとってありがたいことだと思います。 (チームのメンターにとっては、お金の心配が増えることになるかも・・・ですが)
まあ、はっきり言って、これまでの競技会でも、きちんと確認(禁止しているソリューションを使用していないかの確認)ができているかどうかが疑問でした。 だったら、「何でもアリにすれば」とおもっていたので・・・今回のルール変更で1つスッキリしました。

A.2) Elimination of Engineering Journal and introducing Presentation Video
The requirement to submit an Engineering Journal has been removed. Instead, each team is required to create and submit a short video presentation showcasing their work. These videos will be presented during the competition and should summarize the key aspects of the team’s project, design process, and innovations. The rubrics for video and TDP will be updated and will continue to have a weight in the team’s final score.
A.2) エンジニアリングジャーナルの廃止とプレゼンテーションビデオの導入
エンジニアリングジャーナル(開発記録)の提出要件は削除されました。代わりに、各チームは自分たちの作品を紹介する短いビデオプレゼンテーションを作成して提出する必要があります。これらのビデオは競技期間中に提示され、チームのプロジェクト、設計プロセス、イノベーションの重要な側面を要約する必要があります。ビデオと TDP のルーブリックは更新され、チームの最終スコアに引き続き影響を及ぼします。
これまで、提出ドキュメントとして エンジニアリングジャーナル、TDP(技術説明資料)、ポスターの3種類がありましたが、エンジニアリングジャーナルは廃止して紹介ビデオにする、と書かれています。(あれ、ポスターは?)
「エンジニアリングジャーナルは、もう作らなくて良い」のか「エンジニアリングジャーナルは作りなさい、だけど、提出はしなくて良い」のどちらなのかは(この説明では)分かりません。
で、ドキュメントの代わりに、チームの紹介ビデオを作成するのですが、勿論英語で説明することになりますよね。 日本のチームとしては、ドキュメント作成よりも敷居が高くなったかもしれません。
あっ、その前にTDPは Technical Description Paper なのか Team Description Paper なのかはっきりしてよ。Committee 側で混同していたら示しがつかないですよ!

A.3) Compliance with TDP Template
All teams are required to strictly follow the designated TDP template. If a team does not follow this template (including but not limited to the different sections, fonts, size and length) the score for the document will be 0 and is not going to be evaluated.
A.3) TDP テンプレートへの準拠
すべてのチームは、指定された TDP テンプレートに厳密に従う必要があります。チームがこのテンプレート (さまざまなセクション、フォント、サイズ、長さを含むがこれらに限定されない) に従わない場合、ドキュメントのスコアは 0 となり、評価されません。
TDP(技術説明資料)は、評価され、チームの得点の一部になるのですが・・・チーム側は自由人が多く、(提出されたTDPは)もう形式も中身も量も、とにかく自由なものが多かったそうです。それを評価して得点化する側が(とてつもなく)大変だったので、評価しやすいように、「TDPはテンプレートに沿って作成するように」が決められたのでしょう。

A.4) Wireless Communication Policy
Wireless communication between devices on the robot is allowed during rounds. However, any communication with the robot from outside the field during the round is strictly prohibited. Teams may use a computer to calibrate the robot at the beginning of the round, but the robot must not start the scoring round remotely. Teams are responsible for their communication. The availability of frequencies cannot be guaranteed.
A.4) 無線通信ポリシー
ラウンド中にロボット上のデバイス間の無線通信が許可されます。ただし、ラウンド中にフィールド外からロボットとコミュニケーションを取ることは固く禁止されています。チームはラウンドの開始時にコンピューターを使用してロボットを調整することができますが、ロボットが遠隔から得点ラウンドを開始してはなりません。チームはコミュニケーションに責任を負います。周波数の利用可能性は保証できません。
この項目は、基本的に変更点では無いと思います。
わざわざ書いているところをみると、無線でロボットをスタートさせるチームが結構いるんだろうなぁ・・・
ところで、scoring round というのは初めて聞く(読む)言葉です。 scoring run の記述間違いなんじゃないかなぁ。
最後の文は「会場で無線が使えるかどうかは保証しません」という意味だと思われます。
で・・・根本的な話、2024ルールでは「無線に関してのGeneral Rules  の項目を適用しない」と書かれていた部分について・・・まず、General Rulesを変更すべきかと・・・

A.5) Super Team Challenge Communication
During the Super Team Challenge, teams may be required to communicate with other robots. It is strongly recommended that teams consider and plan their communication mechanism during the robot design phase to simplify multi robot communication. The robot would not be mandated to use wireless communication.
A.5) スーパーチームチャレンジのコミュニケーション
スーパー チーム チャレンジ中、チームは他のロボットと通信する必要がある場合があります。複数のロボットの通信を簡素化するために、ロボットの設計段階で通信メカニズムを検討および計画することを強くお勧めします。ロボットに無線通信の使用は義務付けられない。
世界大会では SuperTeam競技が実施され、それは他のチームと協力してミッションを達成するような課題になっています。だから、ロボット同士が無線通信できれば、とってもやりやすい・・・そのときのために、通信機能を載せておけ(載せられるようにしておけ)ということですね。
まあ、世界大会に参加できるだけの実力がある(と自負している)チームはロボットの設計時に考慮しておきましょう。

A.6) Drone Usage Ban
The use of drones/hovercrafts is prohibited in the challenge due to safety concerns.
A.6) ドローンの使用禁止
安全上の理由から、チャレンジではドローン/ホバークラフトの使用は禁止されています。
まあ、誰しも、実行はしないけど、一度は構想するドローンは(ホバークラフトも含めて)禁止、ということです。

Please let us know your feedback as soon as possible as we want to release the official final rules in the upcoming months.
今後数か月以内に正式な最終ルールをリリースしたいと考えておりますので、できるだけ早くフィードバックをお聞かせください。
いま、この記事が掲載されて、フィードバックされた意見を検討して、それが組み込まれて・・・その後に DRAFT ルールが公開されるとすると・・・ルールの公開ははるか先のような気がします。
コメント
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