Re: The history of "M&Y"

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AIソリューション解禁 反対 !?

2024-10-24 | Rescue Rules 2025
RCJ Forum に RoboCup 2025 に向けたレスキューのルール変更(案)が掲載されたのがこれ。


それを、私がブログで紹介したのがこれ


で、今回提示された変更概要の中に、
Starting this year, the use of AI-based solutions is permitted without restriction, including the incorporation of AI-based sensors (like the Pixie Cam or Husky Lens). 
今年から、AI ベースのセンサー (Pixie Cam や Husky Lens など) の組み込みを含め、AI ベースのソリューションの使用が制限なく許可されます。 
というのがありました。
つまり、AIソリューションの解禁です。

で・・・これについて、早くも3つの反対意見(AIソリューション解禁反対)が掲載されています。

まず、1つ目の意見がこれ
We would like to express our concerns regarding the unrestricted permission for AI use:
AI の使用が無制限に許可されていることに関して、私たちは懸念を表明したいと思います:
„A.1) AI-Based Solutions
Starting this year, the use of AI-based solutions is permitted without restriction, including the incorporation of AI-based sensors (like the Pixie Cam or Husky Lens).”
「A.1) AI ベースのソリューション
今年から、AI ベースのセンサー (Pixie Cam や Husky Lens など) の組み込みを含め、AI ベースのソリューションの使用が制限なく許可されます。」

In our opinion, key parts of the previous rules for Rescue Line and Maze were important for both learning and ensuring a “fair competition”:
私たちの意見では、Rescue Line と Maze の以前のルールの重要な部分は、学習と「公正な競争」の確保の両方にとって重要でした:
In our opinion, with the unrestricted use of AI, teams might be able to solve the scored elements of the challenges extremely efficiently without relying on significant individual solutions.
私たちの意見では、AI を制限なく使用することで、チームは重要な個々のソリューションに頼ることなく、課題のスコア要素を非常に効率的に解決できる可能性があります。
While the importance of AI is undeniable, it is crucial to ensure that the competition’s outcome is still primarily influenced by the teams’ own work.
AI の重要性は否定できませんが、競技の結果が依然としてチーム自身の作業によって主に左右されるようにすることが重要です。
Although the possibility of using AI is granted to everyone, it raises the question of whether it is beneficial for the future if everyone ends up using essentially the same pre-programmed tools or similar robots.
AI を使用する可能性はすべての人に与えられていますが、全員が基本的に同じ事前にプログラムされたツールや類似のロボットを使用することになった場合、それが将来にとって有益であるかどうかという疑問が生じます。
We believe it is important for the rules to continue encouraging teams to earn points primarily through their own unique developments.
ルールでは、チームが独自の開発を通じて主にポイントを獲得することを引き続き奨励することが重要だと考えています。

2つ目の意見がこれ
While I would encourage teams to incorporate AI into their design, unrestricted use of AI-based sensors like the Husky Lens do not lead to meaningful learning. With devices like the OpenMV cam and libraries like OpenCV, the barrier to entry for teams creating their own machine vision solutions is already low. I can’t see how it can be beneficial to further lower the bar to the level of a “one-click” solution like the Husky Lens.
私はチームに AI を設計に組み込むことを推奨しますが、Husky Lens のような AI ベースのセンサーを無制限に使用することは、有意義な学習にはつながりません。OpenMV カメラのようなデバイスや OpenCV のようなライブラリにより、独自のマシン ビジョン ソリューションを作成するチームの参入障壁はすでに低くなっています。Husky Lens のような「ワンクリック」ソリューションのレベルまでハードルをさらに下げることに、どのようなメリットがあるのかわかりません。
The rules says that “teams must demonstrate a decent understanding of the AI technologies they use”, but I have met many who can present themselves as knowledgeable about a topic (…whether it’s AI, machine vision, or math), and their lack of understanding is only apparent when they are tasked to implement it. If they truly understand the AI technology they are using, then there would be no need for them to rely on a manufactured solution like the Husky Lens. Besides, how could one even understand the AI technology being used by a closed source device like the Husky Lens? At best, we could do no more than make some guesses about their underlying algorithm.
ルールでは「チームは使用する AI テクノロジーを適切に理解していることを示す必要がある」とされていますが、トピック (AI、マシン ビジョン、数学など) について知識があるように見せかける人が多く、その理解不足は実装を任されたときに初めて明らかになります。使用している AI テクノロジーを本当に理解しているのであれば、Husky Lens のような製造されたソリューションに頼る必要はありません。さらに、Husky Lens のようなクローズド ソース デバイスで使用されている AI テクノロジーを理解できるでしょうか。せいぜい、その基礎となるアルゴリズムについて推測することしかできません。
Furthermore, what would be the treatment for teams who failed to demonstrate understanding of the AI technology they are using? Would they be disqualified? How would a judge assess this fairly? This seems no different from buying a sensor that is “specifically designed or marketed to complete any single primary task of RoboCupJunior Rescue”.
さらに、使用している AI 技術を理解していないチームに対する処遇はどうなるのでしょうか。失格になるのでしょうか。審査員はこれをどのように公平に評価するのでしょうか。これは、「ロボカップジュニア レスキューの主要タスクを 1 つでも完了するように特別に設計または販売されている」センサーを購入するのと何ら変わりないように思えます。

3つ目の意見
I’m deeply concerned about the recent rule changes that allow students to use AI tools without restriction. The fact that teams can now purchase devices to bypass writing their own code—and only miss out on a small point bonus—raises significant fairness and integrity issues. Teams could simply buy or download a finished program, saving time and effort, while those who create an AI solution on their own receive a negligible TDP point bonus.
学生が AI ツールを制限なく使用できるという最近のルール変更について、私は深く懸念しています。チームがデバイスを購入して独自のコードを書く手間を省き、わずかなポイント ボーナスを逃すだけになったという事実は、公平性と完全性に関する重大な問題を引き起こします。チームは完成したプログラムを購入またはダウンロードするだけで時間と労力を節約できますが、AI ソリューションを独自に作成したチームは、ごくわずかな TDP ポイント ボーナスしか得られません。
This approach undermines the educational value of the competition. To ensure fairness, I strongly believe that teams who develop their own algorithms and programs should receive a significant field score multiplier, not just a minor point bonus. Without this, educators like myself are faced with the nearly impossible task of motivating students to create their own solutions, especially when they can just download pre-made ones with little penalty.
このアプローチは、コンテストの教育的価値を損ないます。公平性を確保するには、独自のアルゴリズムとプログラムを開発するチームに、わずかなポイント ボーナスではなく、大幅なフィールド スコア マルチプライヤーを与えるべきだと強く信じています。これがなければ、私のような教育者は、学生が独自のソリューションを作成するように動機付けるというほぼ不可能な課題に直面します。特に、既製のソリューションをほとんどペナルティなしでダウンロードできる場合はなおさらです。
Additionally, technical interviews will now require judges to have in-depth knowledge of a wide range of open-source AI tools to properly assess students’ understanding. This seems highly impractical and could detract from the educational focus of the competition.
さらに、技術面接では、学生の理解を適切に評価するために、審査員が幅広いオープン ソース AI ツールに関する深い知識を持つことが求められるようになります。これは非常に非現実的であり、コンテストの教育的焦点を損なう可能性があります。
Unfortunately, this rule change places education at the lowest priority. It contradicts the very reason I chose RCJ over other platforms like VEX and WRO. I apologize for the bluntness, but I am genuinely disappointed and, quite frankly, at a loss for how to address this in a more positive light.
残念ながら、このルール変更により、教育の優先順位は最低になりました。これは、私が VEX や WRO などの他のプラットフォームではなく RCJ を選んだ理由と矛盾しています。率直に申し上げて申し訳ありませんが、私は心から失望しており、率直に言って、この問題をもっと前向きに捉える方法がわかりません。

みんな、文章が長い!
言っていること(書いていること)は、似たり寄ったりです。
RoboCupJuniorを教育の場として考えたり、理想論としては正しいと思います。

ただ・・・私としては
AIソリューション解禁に賛成です。
上にコピーしたの3人の意見も、ご尤もなのですが・・・
実際に、競技会で審判をやるとして・・・チームが使用した(使用している)技術がチームオリジナルなのか/オリジナルでは無いのかは、はっきりと判断することはできません。(何を見て判断するの? ソースプログラムを見て判断するの? そのソースプログラムが本当に使用されているかどうかはどうやって判断するの? 結局は性善説として想像するしかないよね?)
ということで、これまでのルールでは、合法なのか/合法でないのか、判断することは不可能と考えます。
だったら、なんでもあり(または、完全に禁止)にするしかないよね!
という意見です。

AIソリューション解反対の意見を書いている人たちには・・・理想論としては正しいけど、実際の競技会で、どうやって、ルールに適合/不適合を判断するの(できるの)? と言いたいです。(笑)

まあ、あくまで、個人の意見です。
コメント
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