玉川上水を巡っていて・・・明大前の駅の近くで井の頭線を橋で越えていることが分かりました。
それがこの写真です。
この橋の上には狭い歩道の向こう側に、太い丸いパイプ状のものがあります。
これが、玉川上水なんだそうです。
(何かで、汲み上げているってことなんでしょうか!?)
で・・・ここで、普通ならレポートが終わってしまうのですが・・・
2019年3月2日の「NHKドキュメンタリー - 鉄オタ選手権~京王電鉄の陣~」というのが放送されて、そのHPにあった動画を見ていたら・・・ちょうどこの橋のことが紹介されていました。
上の写真の橋の下には、確かに4線分のスペースがあります。そして使っているのは(当然ながら)2線だけですね。
橋から北に向かった先も2線分のスペースしかありません。
で・・・この橋の下の+2線分は、何かというと・・・
昔に第二山手線ともいうべき、環状線として東京山手急行電鉄という構想があり
明大前の、この橋は、井の頭線(2線)と東京山手急行電鉄(2線)を想定して作成した第二山手線の遺構なんだそうです。
まあ、そう言われてみれば・・・納得です。(でも、何でここだけ!?)
第二山手線ができていたら、とても便利だったと思うのですが・・・結局は資金が用意できず、関東大震災、世界恐慌、戦争の影響で計画は立ち消えになったそうです。