Re: The history of "M&Y"

Team "M&Y" and "花鳥風月"
the soliloquy of the father
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競技について(得点)

2008-08-03 | RoboCup2008

蘇州世界大会の競技について、まとめていこうと思います。
まあ、今回の大会が「競技」だったのか、「お祭り」だったのかといわれたら、私は間違いなく後者を選択します。

 

まずは、競技の得点についてです。
競技はすべてマルチチームで行われました。 2つのチームが10分間という時間の中でどれだけ得点を取れるか、という競技です。 今回は幸いにもすべての競技で2チームが組み合わされていました。(昨年のアトランタ世界大会では、何回も「一人旅」がありました。)

 

2つのチームの得点は以下のように算出されました。
・被災者
 どちらかのチームが発見すれば1人に付10ポイントが加算されます。
(両方のチームが発見しても、10ポイント)

・被災者以外の得点
 それぞれのチームの得点が合計されました。たとえば、片方のチームだけが傾斜路を上れれば30ポイントが加算されます。 もし、両方のチームが傾斜路を上れれば60ポイントが加算されます。(これは大きい)
上の2つを合計したものが、マルチチームの得点となります。

・減点
 それぞれのチームの減点(誤発見、競技進行停止)はマルチチームの得点から、それぞれのチームが個別に減点されます。

たとえば XチームとYチームがマルチチームを組み
           Xチーム Yチーム
被災者A      発見    
ミス
被災者B      
ミス    ミス
障害物       OK    
ミス
ギャップ       OK    
ミス
被災者C      発見   発見
ゴール        OK   
ミス
誤発見        0回    3回
競技進行停止 1回    2回
このような結果だとすると。

被災者得点 
「被災者A」と「被災者C」で20点

その他の得点 
Xチーム 「障害物」と「ギャップ」と「ゴール」で30点
Yチーム なし

で、20点+30点=50点 がマルチチームの得点となります。

しかし、ここから減点分が引かれることになり。
減点
Xチーム(競技進行停止×1回)で-5点
Yチーム(誤発見×3回 と 競技進行停止×2回)で-16点

ということで、Xチームは45点、Yチームは34点がその競技での点数になります。
 
この例で判るとおり、Yチームは全くダメダメでも、組んだチームが優秀だとそれなりの点数がもらえます。
逆に、Xチームはまあまあの出来ですが、相手チームがダメダメなので、良い点数をもらえません。
(障害物やギャップ、部屋得点や傾斜路など、単純に加算される得点が欲しい訳です。)

 

まあ、昨年のアトランタ世界大会に比べると、一歩前進しています。
アトランタでは、相手チームの減点も、自分のチームの得点から引かれていましたから。

 

競技会にして世界一の技術者を表彰するのか、教育プログラムの一環として外国のチームメイトと仲良くするのか、という難しい選択であるとは思います。

 

M&Y」は楽しく過ごせたので、文句はありませんです。
なぜか、予選1日目だけは、上記の得点算出方法ではなく、ジャパンオープンに近い、個別の得点計算をしていました。
そのときには、被災者得点だけがマルチチーム共通で、それ以外の得点や減点はそれぞれのチームにのみ加算減算されていました。 それを知って、「今年はちゃんと競技会になったな」と思っていたら、予選2日目から、上記の「お祭り」得点に逆戻りしてしまいました。
M&Y母がKateに確認したら、「昨日の計算方法は間違いでした」と回答がありました。

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