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今度は、サッカーの4つあるQ&Aの4つ目です。
https://rcjjsoccer.blogspot.com/2020/03/20204.html
質問1
明らかに意図的にコートやボールを破損させた場合を除いてロボットによってボールやコートが破損した際に選手が反則となりますが、2020Soccer_Rules_JPWLの付録A,Bに「ボールは一般的な試合に耐えられるものでなくてはなりません。」とあるようにボールが破損することは選手側に責任がないことなのかと思うのですがなぜ選手の責任として反則行為になるのでしょうか?
また、”一般的な”と規定されていますが2019年和歌山大会のオープンリーグのようにほとんどの試合でボールが破損するような状況は”一般的な”状況ではないでしょうか?
最初に読んだ時・・・すさまじい質問だなぁ・・・と思いました。
まず、最初の一文
ロボットがボールやコートを破損させた場合、選手が反則となる・・・それは当たり前の話だと思います。ただ、その前にある「明らかに意図的にコートやボールを破損させた場合を除く」って、意図的に壊するのは反則にならないの!?
で・・・本題ですが・・・質問は、ボールを破損しても選手の責任に、ならないのではないか? です。
つまり、ボールが壊れるのは、試合に耐えうる丈夫なボールを用意できなかった運営側の問題なのだから、選手側の責任ではない・・・ということを言っているのでしょう。
さらに驚きなのは・・・最後の文で・・・2019年の和歌山でのオープンリーグのようにほとんどの試合でボールが破損するような状況が「普通だ」と言っています。
「ほとんどの試合でボールが破損する」という状況が発生したことに、まず驚きです。
さらに・・・そんな状況が「一般的だ」という判断が驚きです。
う~ん
ボールを壊すのは普通だろ! というのが、競技会としてどうなのでしょうか?(笑)
で・・・回答は
回答
はじめに訂正がありました事をお伝えします。
RoboCupJunior Soccer Rules2020(国際版)のP17「7.1 Fair Play」の項目には、「Robots are not allowed to cause damage to the field or to the ball during normal game play.」という一文があります。日本語で「ロボットは、通常の試合中にボールやフィールドに損害を与えることは許されません。」という意味の文章で、この一文が日本語版「7.1 行動規範」で抜けてしまい失礼いたしました。日本語版に追加訂正させていただきます。今回のご質問で気がつくことが出来ました。ありがとうございます。
その上で改めて説明いたしますが、競技を行う上でボール及びフィールドを傷をつけないことは、会場のその他設備などを傷つけないことと同じく選手とそのロボットが守るべき大切な行動規範です。それは多くのチームが参加する大会において、お互いが均一で公平な競技環境を享受するために欠かせないことだからです。それでもボールやフィールドが少しずつ傷むのはやむを得ませんが、特定のチームが1回の試合中に明らかにボールを劣化させたような場合には当然その責任が問われるべきという考え方になります。特にパッシブボールは赤外線ボールに比べ傷がつきやすい点に留意して、どうか本年度はボールが破損しない試合が一般的になることを目指してください。
最初に、日本語版の翻訳で(今回の質問に該当する)文が漏れていたようです。
で・・・競技を行う上でボールやフィールドを傷付けないことは、守るべき行動規範です。スポーツなどでは、ごく当たり前のことだと思います。
で、最後に・・・今年は、ボールが破損しない試合が一般的になることを目指して下さい、で締めくくっています。ということはやっぱり、昨年は、毎試合、ボールが破損した・・・ってことなのでしょうか!?
レスキューでは考えられない状況です・・・!
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