都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

京都のお気に入りのグルメ

2008-05-05 19:50:46 | インポート

都市に住んで、「歳」を感じる。観光で来られているご高齢で元気な方々が多い。最近読んだエッセイで高齢者と食事の楽しみで面白く考えさせられるものがあったので御紹介したい。http://more.gnavi.co.jp/column1/672nose.html

さて、今を楽しむ食事だが、ついに脂(焼肉等)や油(とんかつ等)という学生街の食堂のスター扱いのものへの食指が伸びない。その代り、最近楽しんでいるものが二つある。一つはうどんやの中華蕎麦である。これはうどんとラーメンが仲良くなったような感じがする食べ物で、お味はあっさりとしている。お店は古くからの街場の食堂みたいなところで食べられるのだが、お店も味もどこか懐かしい感じがするのがたまらない。東京のラーメンのダブルスープのように動物と魚介の味のコクの相乗効果という油絵の塗り重ねのようなものではなく、色がうっすら重なった水彩画のような佇まいである。結構探して見ると数多くあり、数軒を楽しんでいる。密かに今後、元気なお年寄りに流行るのではと思っている。(雑誌で特集してもずいぶん地味になるでしょうね。蕎麦なら格好いいのでしょうが)

もうひとつは、街場のパン屋さんの「ハムロール」である。長細いコッペパン状のものにハムとキャベツとマヨネーズが挟んであるもので大変にお安い。○○製パン所という名前のお店に多い。これも食べると懐かしいお味で、あっさりしている。

おかげで長年研究してきた、ハヤシライスと穴子(寿司と天ぷら)については停滞ぎみである。

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漂う楽しさ

2008-05-05 18:57:49 | 都市生活

ゴールデンウイークの四連休、三日目で小雨模様あるが京都の都心は人出が多い。近郊からの来訪者と宿泊の観光客の両方が多い。特に最近増えているのは地図を片手に街を散策する観光客である。時々、道を聞かれるが、どうも日本各地からと思われる。京都の都心の「他の字地区」のうち、特に河原町と烏丸、四条と烏丸通 に囲まれた北東のゾーンの中を回遊している。大体、800m角のエリアであり、歩いても半日もかからない。観光のルートというのも特になく興味のある史跡やお店を探して歩いているのが楽しいと思う。比較としてアメリカの古都のボストン(京都の姉妹都市で、市役所に石灯籠が置いてあった)には歴史の道としてフリーダム・トレイル(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%A0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%AB)というのがあるが、これは赤い線で観光ルートを道に描いて分かりやすくしていた。独立戦争に関する史跡であり、その他に、Black Heritage Trail等もできている。こういうテーマで歩ける順路も楽しいが、京都の回遊は、それぞれの興味によりガイドブック片手に歩いているという違いがある。それだけ京都の街を見る視点が多様で、歴史でも中世から近代まであるし、お店も和菓子からフレンチまでと幅が広い。それと、名所・旧跡を自動車で巡るより、最近はゆったりと楽しむ方が多い。どこそこに行ったという体験より、自分の時間を楽しむという姿勢への転換が見られる。

京都では東京よりゆったり時間が流れる。ぼんやりと自転車に乗ると心が緩んで、「さあどこに行こうかな」と思う。そして、七味唐辛子を買いに行き、ついでにパンを買い、思いついたお店で小腹を満たしたりするのが楽しい。

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