天王寺のてんしばの奥の大阪市立美術館で開催。15:00以降は空いているというので行くと本当に空いていた。1,800円でフェルメール6点はお得。6室あって、最後の部屋に集中して展示。近くまで寄れるが、額縁のガラス越し。( https://vermeer.osaka.jp/pictures.html )
印象は:
①マルタとマリア家のキリスト
・宗教画、白いテーブル・クロスが画面を支配している。
②取り持ち女
・ピントが前で、前に掛けられた布と毛皮が詳細
・左の売春婦の黄色い服が画面の中心
③リュートを調弦する女
・小品、うまい、いつものテクニック
・窓から風が入っているように見える
④手紙を書く女
・小品、左上方からの光、布の質感、黄色い服の陰影
・袖が光り、顔はぼんやり
⑤恋文
・小品、掃除倉庫から見たような構成、右下の白い三角錐みたいなのは何なのだろうか
・色が濁り、後ろの家政婦が覗き込むのを嫌がっているようなそぶり、謎が多い
⑥手紙を書く夫人と召使
・前ピントでテーブル・クロスと手に焦点
・外を眺める家政婦は手持無沙汰
ゆったり楽しんで、いい気持ち。イザベラ・ガードナー・ミュージアムで見た「合奏」( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%88%E5%A5%8F_(%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E7%B5%B5%E7%94%BB) )は盗難され未だに出て来ないのを想い出した。