都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

百貨店の進化(伊藤元重):これからの百貨店

2019-04-14 02:14:55 | マクロ経済

 趣味と関係があり百貨店を研究している。その一環で読む。「百貨店の未来」の20年ぶり続編。

 

 都市商業としての百貨店を分析、知見は:

・お帳場:富裕層と優良顧客対応、外商との連携

・顧客単位にソリューションを提供:C2B

・GMS、郊外モール、SPAとの競合、消化仕入れのアパレル低迷

・サービス:医療、介護、教育、金融に活路

・都市のターミナルを選好、地方は苦しい:地方から出てきたニトリ、ダイソー、ユニクロ

・八方美人から特定顧客を絞り込む戦略:消費の二極化、格差拡大(大衆か富裕層か)、扱いを分ける

・富裕層:店舗と外商の連携、ラウンジの充実、サービス機能の付加

・観光地の百貨店出店:ルーヴルのオ・プランタン

 

 つまりは、富裕層への特化、都市の都心立地、サービス化であたりまえといえばあたりまえの結論となっている。

 

 百貨店は憧れで夢がないと成立しないと思う

コメント
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