趣味と関係があり百貨店を研究している。その一環で読む。「百貨店の未来」の20年ぶり続編。
都市商業としての百貨店を分析、知見は:
・お帳場:富裕層と優良顧客対応、外商との連携
・顧客単位にソリューションを提供:C2B
・GMS、郊外モール、SPAとの競合、消化仕入れのアパレル低迷
・サービス:医療、介護、教育、金融に活路
・都市のターミナルを選好、地方は苦しい:地方から出てきたニトリ、ダイソー、ユニクロ
・八方美人から特定顧客を絞り込む戦略:消費の二極化、格差拡大(大衆か富裕層か)、扱いを分ける
・富裕層:店舗と外商の連携、ラウンジの充実、サービス機能の付加
・観光地の百貨店出店:ルーヴルのオ・プランタン
つまりは、富裕層への特化、都市の都心立地、サービス化であたりまえといえばあたりまえの結論となっている。
百貨店は憧れで夢がないと成立しないと思う