都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

京都の桜

2009-04-11 15:33:02 | 京都

満開です。鴨川を五条から北に。南からなのは順光で桜の色が映えるのと北山の山の風情が楽しめるから。北山の淡い群青色の重なりが遠めに霞む。鴨川は枝垂桜と染井吉野が並ぶが、満開で桜吹雪の中、自転車を楽しみました。菜の花の黄色、緑、川の青ときらめき、空の蒼、桜の花の白とピンクと新芽の緑と茶色の重なりが春の喜びです。お花見も多いけれど、桜のほうが多いのでまったく混んでいません。出町から高野川東側の染井吉野の並木が今は盛りでした。途中、北大路を西に賀茂川へ。植物園の枝垂桜を楽しんで上賀茂神社まで。今井食堂で鯖を買って帰ろうとしたら長蛇の列。諦めて、新緑の加茂街道を南に帰る。この道はケンブリッジのメモリアル・ドライブのようでいつ通っても気持ちが良い。出町でふたばに寄ろうとしたら、十重二十重の列。ここも諦めました。桜に酔った感じです。<o:p></o:p>

西日を受けた東山の色が柔らかい。<o:p></o:p>

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REIT支援への官民基金:金融保護のため

2009-04-05 16:43:43 | マクロ経済

金融機関から不動産へのNRL(ノン・リコース・ローン:要はプロジェクト収益を担保とした金利の高い貸出し)が多くなっていた。理由は、高金利であること、資金需要が高いことであったろう。最近、不動産資産運用収益の配当会社であり、破綻するはずがまずはないREIT自体の破綻や出資する不動産会社の破綻がある。そのためREITの破綻が更に懸念され、株価は低迷し、資金調達は困難になりつつある。つまりは、REIT、出資会社に関連するNRLの回収が危ぶまれるので、今回の基金「投資ファンド」の構想となったのであろう。<o:p></o:p>

モラルハザード問題がある。透明性の問題で銀行保護か、貸出しリスクの補完、救済、または、REIT大手への合併促進なら利益供与となる。<o:p></o:p>

 解決策としてREITを更に大きなファンドに束ねるための受け皿を作ればよい。安くREIT自体を買って、回復時に高く売るスキームである。受け皿会社への統合の折は、減資し返済免除など金融機関にも相応の負担を行う。重要なのは、REIT連鎖破綻を食い止める「壁」の役割である。ばら撒きは不要だ。<o:p></o:p>

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WTCの大阪市の取得について

2009-04-05 16:42:56 | 都市経営

 論議の前提に次のことがある<o:p></o:p>

     大阪市はWTC(貸室面積 21千坪)に約1万坪入居し、約17億円/年の賃料支払い(4,300/㎡)<o:p></o:p>

     ATC1万坪相当の空室が存在(詳細不明)<o:p></o:p>

     大型開発(ATC、阿倍野再開発、弁天町 等)の損失懸念<o:p></o:p>

 100億円で取得できるなら、固定資産税、都市計画税の逸失損失あるが(民間が取得すると大阪市の利益となる)17%以上(他のテナント収入も見込めるため)の表面利回りがあり、取得の理由となろう。他のテナント部分を是非とも、コールセンターなどに「市の政策」として低廉に賃貸頂きたい。南港ニュータウンのマンションと連動して職住近接のパートタイマーなどの需要がある。また、新規就業者向けの社宅分譲も欲しい。というのも、WTCは東京からの転勤者が多く住む北摂からあまりに遠いという問題点がある。住みやすい街であることアピールと受け入れ策が必要だ。幸い、野鳥園や文化施設もある。<o:p></o:p>

 南港へのてこ入れがないと街としてATCの活性化にもつながらない。テナントがないと大型開発の補填が出来ない。都市経営の観点からの対応が欲しい。<o:p></o:p>

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鴨川さくらまつりと桜

2009-04-05 16:41:56 | 京都

 やっと風邪も回復しました。<o:p></o:p>

京都の学生によるお祭りが今年で9回目とのこと。「よさこい」が繰り広げられる。このよさこいについては「夏のくじら」大崎梢に詳しい。<o:p></o:p>

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%88%E3%81%95%E3%81%93%E3%81%84%E7%A5%AD%E3%82%8A<o:p></o:p>

 よさこい自体はダンスパフォーマンスに近いが、10代から還暦まで参加者が京都でも幅広い。また、御池通(第二次世界大戦時に防火帯として拡幅された)や烏丸通でも路上で演技を披露していた。これは通行機能の道路を縁日的に活用するよい試みである。更に、御池中学の校庭も利用していて融通が利いていて大変良いと感じました。他に、桜基金やゴミの回収も行っている。お約束の舞妓さん(芸妓ではないところがミソ)との撮影会もある。<o:p></o:p>

 ついでに七条から今出川迄桜を散策。御所の桜は見事だ。南側の枝垂れは来週かな。この桜の夕陽を受けた姿はなんともいえない。<o:p></o:p>

雨上がりの晴天で空気が澄み渡り、東山も綺麗だ。桜のホワイト、ピンク、紅葉、楓のイエローグリーン、竹のビリジアンにセンナーがかんだ色、広葉樹のオリーブが重なりそれに新芽の輝きがぼかしとなりなんともいえない色あいと柔らかさがある。

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京都若手作家を楽しむ

2009-04-04 08:31:43 | 京都

京大卒業生の不思議青春もののお二人が楽しめる。特に、京都は現地で読むと楽しい<o:p></o:p>

先ずは、万城目学の「鴨川ホルモー」は映画にもなったようで大変発想が奇抜で状況が日常という乖離がある。しかも京都が舞台なので更に楽しい。<o:p></o:p>

森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」はファンタジーで楽しめる。「竹林と美女」MBC(森見の会社)も笑える。美女が本庄まなみさんであるのが素敵だ。(この方のエッセイはほんわかしている)<o:p></o:p>

滋賀では、柴田よしきが京都を舞台としている。ちょっと暗いが、圧倒的な迫力がある。(日経のダイエット連載もあった)前者二人はあくまで軽いくらい能天気だ。<o:p></o:p>

 思うに京都は暗がりや街角に富む、魑魅魍魎(山も川もある)が跋扈するによい都市だ。夕暮れの夕陽に映える御所の枝垂桜なども咲き誇る怨念のような妖気を感ずる。

 それにしても、鼻風邪がひどい、お花見にも行けないので情けない状況です。<o:p></o:p>

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