二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

養老の森が愉しそう♪

2022年08月26日 | 座談会・対談集・マンガその他
このあいだから、養老孟司さんにあらためてハマりかけ(゚ω、゚)  YouTubeにたくさん動画があるし、手許に7-8冊本もある。 こんな森の運営にも携わっていたのは知らなかった。 山梨県だから、鎌倉からは距離があるし、クルマには乗らないそうだけど、月に数回子ども相手をしているんだね。 愉しいのだろうなあ♪ 大田昌博さんという方の所有地だそうです。 街から山へ参勤交代・・・ハハハ、さすが養老先生 . . . 本文を読む
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鼎談集「戦争文学を読む」川村湊・成田龍一 外6人(朝日文庫 2008年刊)レビュー

2021年05月21日 | 座談会・対談集・マンガその他
※イギリスに関する文学・歴史の本を集め、読んでいく途中で、道草を食うことに決め、この鼎談集を手に取った。 以前から「戦争文学」には関心があった。太古いらい無数の戦争があるうち、とくに第二次世界大戦中の、日中戦争、太平洋戦争・・・すなわちわれわれの戦争への関心が。 しかし、戦争文学らしい戦争文学、それが存在しない。 わずかな例外が、大岡昇平と島尾敏雄の作品である、とかんがえていた。なぜこういうこ . . . 本文を読む
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開高健を知っていますか?

2021年04月24日 | 座談会・対談集・マンガその他
開高健さんについては、これまでにも取り上げたことがある。 最近では「影絵の中の歳月 ~開高健をめぐって」(2018年7月)。 https://blog.goo.ne.jp/nikonhp/e/69989d53e87c5e306c0a3b03b1463427 これもすでに書いたことであるが、同時代の石原慎太郎でもなく、大江健三郎でもない。 開高健なのだ。 (過去の記事と一部重複してしまうことをお許 . . . 本文を読む
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「文学のレッスン」丸谷才一(新潮文庫)を読み返す

2020年08月14日 | 座談会・対談集・マンガその他
2回目だったか3回目だったかよく覚えてない。 「思考のレッスン」「文学のレッスン」、インタビュアーの湯川豊さんもうまいが、何といっても、丸谷さんの博覧強記ぶりと見識の高さに脱帽だにゃ(~o~)  つい読まされる、ほとんど愛読書。 すごい人がかつて生きていたのだ。少々ムキになって田山花袋の「蒲団」や志賀直哉を徹底的にけなしている。だけど、丸谷さんの小説はすでに読まれなくなっている。 文学史の皮肉。 . . . 本文を読む
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「近代日本の百冊を選ぶ」(講談社1994年刊)

2020年08月13日 | 座談会・対談集・マンガその他
「近代日本の百冊を選ぶ」(講談社1994年刊)の何が好奇心を刺激してやまないのかというと、伊東光晴、大岡信、丸谷才一、森毅、山崎正和の5人による100冊の選考経過。 「いま読んでおもしろい名著」が、5人の知性によって座談会形式で討論されている。 何を選び何を選ばないか、それ自体が最高にエキサイティング!  文学書だけではない、この百冊によってあぶりだされてくる日本の“近代”と、読者はどう向き合っ . . . 本文を読む
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感染症とどう向き合うか!?

2020年08月01日 | 座談会・対談集・マンガその他
■「ウィルスVS人類」(文春新書 2020年6月20日刊)を読む つぶやきで取り上げたように2本の座談会を収めた新書を読み、“新型コロナウィルス”について、少しお勉強させていただいた。 母屋にはTVがあるが、わたし自身はTVを卒業してしまったので、新型コロナウィルスについても、最小限の断片的な知識しかなかった。 今日は何人が感染した、今日は何人が・・・と、こうるさいほど報道されている。 し . . . 本文を読む
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チェーホフ「ワーニャおじさん」(小野理子訳 岩波文庫2001年刊)を読む

2019年04月03日 | 座談会・対談集・マンガその他
若いころから念願であったチェーホフの「ワーニャおじさん」を、ようやく読むことができたので感想を書いておく。 なんといっても、戯曲は小説に較べて読みにくい。 お芝居(新劇)など観覧したことのないわたしには、舞台の様子が脳裏に浮かんでこないのだ。 要するにお芝居を上演するため、セリフと、わずかなト書きからなっている。だからある意味、自分が演出家とならなければならない。 「たぶんこうだろう。いやこう . . . 本文を読む
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中国という超大国をどう理解したらいいのか!?

2019年02月26日 | 座談会・対談集・マンガその他
■「おどろきの中国」橋爪大三郎、大澤真幸、宮台真司(講談社現代新書 2013年刊)レビュー すぐそこの超大国、中国をどう理解したらいいのか(・_・?) これはたいへん大きな、大きな問題なので、こういうカテゴリーの中で、何かおもしろい本はないものだろうかと、何年も前から探していた。その「読みたかった本」にぶつかったのだ。 知的な興奮をたっぷりと味わうことができる。三人の現代日本を代表する社会学者が . . . 本文を読む
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「ふしぎなキリスト教」「女は何を欲望するのか?」を読む

2019年01月15日 | 座談会・対談集・マンガその他
■「ふしぎなキリスト教」橋爪大三郎 大沢真幸(講談社現代新書 2011年刊) Amazonのレビューを参照しようとクリックしたら、何となんと、142件ものカスタマーレビューがあった。これだけあれば、わたしの出る幕はないだろうなあ(。・_・) すでに何人かが、同じようなことをレビューしている。 15万部突破とオビに誇らしげに書いてあった。それからさらに売れているだろう、現在いったい何万部になったか . . . 本文を読む
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「復権するマルクス 戦争と恐怖の時代に」佐藤優/的場昭弘(角川新書 2016年刊)レビュー

2018年09月06日 | 座談会・対談集・マンガその他
なかなかエキサイティングな対談、知的刺激に満ちた数時間を過ごすことができた。 的場昭弘さんの本ははじめて読む。 わたしの日頃の問題意識に多くのことばがグサリ、グサリと突き刺さってきたので、さっそく的場さんの「超訳『資本論』」(祥伝社新書)も昨日買って帰った。 本は寝ころがって読むクセがすっかり定着してしまったので、文庫本、新書がいたって重宝(^^♪ マルクスも「資本論」もほとんど知らないという読 . . . 本文を読む
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