地震に翻弄され
火山噴火に逃げまどい
お天気の激変に一喜一憂する。
地球にとって 人間とはなにほどのものでもない。
虫けらのように死んで それを覚えていた人たちも死んで。
地質学的年代は一万年 十万年単位のいとなみというものがあって
それは現代の科学ではどうにもならないことを
遺された者たちに教える。
無力でか弱い人間どもと巨大な循環系の歯車。
ああ こうしてきみやぼくが生きている奇蹟に
どんな意味や価値を付与したらいいのだろう。
寝返りを打つようにして
いま出現したばかりの風景に見入る。
上流から下流へ 川が流れている。
風がたつ どこからともなく。
刻々と移ろっていく日常と
ハッと眼を見開くような非日常が
奇怪な名状しがたい織物をつくっていく。
頭蓋骨の下の小さな島宇宙。
きみの息づかい ため息まじりの・・・。
ため息はことばにならない。
夢みる能力だけが 人に力をあたえるのだ。
耳をすませ 耳を。
眼を研け 眼を。
悲しみにかきくもる空の彼方へ。
火山噴火に逃げまどい
お天気の激変に一喜一憂する。
地球にとって 人間とはなにほどのものでもない。
虫けらのように死んで それを覚えていた人たちも死んで。
地質学的年代は一万年 十万年単位のいとなみというものがあって
それは現代の科学ではどうにもならないことを
遺された者たちに教える。
無力でか弱い人間どもと巨大な循環系の歯車。
ああ こうしてきみやぼくが生きている奇蹟に
どんな意味や価値を付与したらいいのだろう。
寝返りを打つようにして
いま出現したばかりの風景に見入る。
上流から下流へ 川が流れている。
風がたつ どこからともなく。
刻々と移ろっていく日常と
ハッと眼を見開くような非日常が
奇怪な名状しがたい織物をつくっていく。
頭蓋骨の下の小さな島宇宙。
きみの息づかい ため息まじりの・・・。
ため息はことばにならない。
夢みる能力だけが 人に力をあたえるのだ。
耳をすませ 耳を。
眼を研け 眼を。
悲しみにかきくもる空の彼方へ。