二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

江藤淳「夏目漱石」講談社など

2018年08月16日 | 夏目漱石
漱石論は現在でも汗牛充棟どころか、掃いてすてるほど多くの著作がある。
しかし、わたしにとって、漱石とはどんな小説家であったのかを教えてくれたのはこの一冊。
新潮文庫に収録されていたこともあったが、現在は絶版。江藤淳さんといえば、この一冊と「海舟余波」あたりだろう。

漱石論のうち、柄谷行人さんの漱石論も大半は読んでいる。
こちらもすぐれている。他にはたいしたものはない・・・とかんがえている。

わが国の近代文学の中で、漱石を超える人はいない、世間的にもよく読まれているし、わたし自身も。
全集まで持っているのは、日本では漱石と小林秀雄くらいか(?_?)

ただし、全集というのは読まれる本ではない。棚に飾って眺める、そういう分厚い陳列物。
漱石にせよ、小林にせよ、よれよれになるまで持ち歩いて読んだのは文庫本であった(^^♪ 

文庫本は活字が大きくなるたびに買いなおしている。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« うもれた時の鼓動 ■B面■  ... | トップ | 阿部昭「大いなる日」「司令... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

夏目漱石」カテゴリの最新記事