「夜への階段」ではなく、X20の試し撮りのアルバムから、何枚か夕景をピックアップしてみよう。オリンパスにはすっかり有名となった「アートフィルター」というフィルターがあるが、フジフィルムも、ここへきて、フィルムシミュレーションモードのほかに、さまざまなフィルターを搭載し、オリンパスに対抗している。effect(見た目の人工的で、不自然な効果)機能とも呼ばれるこのフィルターは、一時期ブームとなるほどユーザーの支持をえたのではないだろうか?
わたしも一通り使ってみたが、いまではトイモードをときおり使うくらいで、飽きてしまって、すっかりご無沙汰状態。
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風景さん(ポエムNO.2-15)あんなに輝かしかった陽が翳ってもうずいぶん時間がたった。だけど 夜はまだやってこない。ぼくはさっきまで カミキリムシみたいに葉っぱの裏側に止まって ずいぶん長いあいだ雨風をやりすごしていた・・・ような気がする。逃げ場なんてありはしないし
指先から破壊光線が発射できるわけでもない。平凡なひとの平凡な人生。オポチュニストは嫌いだな。風見鶏はいいけど そういうタイプの人間にはときおり 無性に腹がたつ。なんて なんていい加減なんだろう?ぼくは不器用だからのそのそ歩く。鉄砲弾や弓矢が飛んできても すばやく身を翻すことができない。朝は一杯か二杯のコーヒーにミルクをたっぷりそそいでそれから出発する。だれにだって 通勤経路というのがあってね。そこからそれて迂回するには それなりの決断が必要なのさ。
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トップにあげたのは、わたしが最初に巡り合ったコニカⅡbで、そのときは父親のカメラだった。その後コニカⅡbは行方不明になってしまったため、このフォトはわたしが10年ばかり前に、新宿の中古カメラショップで買いなおした一台。17000円だった。「忘れられない 忘れたくない 君しかいない愛しのカメラ ベスト100」・・・というのを「日本カメラ」8月号がやっている。それにインスパイアされ、アルバムに置いてある、わたし自身の“カメラの肖像”について、再び語りたくなった。
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今日は午後いちばんに紀伊国屋書店へいって、めずらしくカメラ雑誌を3冊買ってきた。
「アサヒカメラ」8月号「日本カメラ」8月号「カメラマガジン」8月号ほかにも欲しい本があったが、買っても読まないまま「積読」になりそうなので、なんとかセーブした'`,、('∀`) いまのペースは、カメラ情報誌は別として、5冊買って1冊読めるかどうか・・・活字ばなれ現象なので、歩留りが悪くなっている。「カメラマガジン」はマイミクdenimroadさんがすでに書いているように、8月号から、同じエイ出版の「F5.6」を合併吸収し、月刊誌になるようである。
「アサヒカメラ」「日本カメラ」とはずいぶん違った編集スタイルなので、これはこれでとても読み応え、見応えのあるマガジンに仕上がっている。
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ハッセルブラッドVシステムの生産が終了となったそうである。多くのプロカメラマンにとって、最高の仕事道具であったハッセルブラッドが生産を打ち切るとは、なにを意味しているのだろうと、少し頭を冷やしながら考えてみた。フィルム会社のリーダーとして君臨したコダックの倒産と、ハッセルブラッドVシステムの撤退は、大げさにいうと、フィルム写真文化の消滅が、いよいよこの数年のあいだに迫っていることを予感させる。銀塩フィルムカメラへの愛を復活させたいま、そんなことは想像したくはない。しかし“その日”は、ここ数年のあいだに、確実にやってくるだろう。いくら大企業でも、所詮は民間企業、赤字部門を、何十年も維持できるはずがない。
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昨日は予定通り、上州富岡の旧市街をぶらり、ぶらりと歩いてきた。
二眼レフヤシカ124Gはローライフレックスと比べてやや軽いから、首の負担にはそれほどならない。ローライフレックス3.5F:1220g
ヤシカマット124G:1080g長時間持ち歩いていると、この差が実感されてくる。ヤシカマットはレンズ構成が3群4枚テッサータイプなので、ローライフレックスではなく、ローライコードと比較すべきなのかも知れない。中高年のおっさんが数人「めずらしいカメラをさげていますね」とお声をかけてくれる。街角で、ほんの一言、二言立ち話。
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ところで、トップにあげた写真。
え~と、右ではなく左の一冊について、書いておこう。
タイトル:Study of PHOTO
著者:Val Williams(ヴァル・ウィリアムス)
出版社:ビー・エヌ・エヌ新社(1800円+税)
はじめての著者、はじめての出版社。
そういう本はめったに買わないけれど、本屋にいくたびに立ち読みし、結局は買うハメに・・・。
どこがどうおもしろいか、少し考えてみよう。
サブタイトルに「名作が生まれるとき」と書かれてある。ところがこの本は、初心者向けのよくある入門書ではない。その種の本を読み飽きてしまった中級者・上級者向けの刺激と興奮満載の「名作ってなんだ?」と問い直した本である。
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戦前から戦後にかけて活躍した昭和屈指の大詩人、金子光晴に「花とあきビン」という、とても魅力的な詩集がある。刊行されたのは1973年というから、金子さんが77~78歳の年に上梓されたものだ。一編だけでいいから引用しようと考えてネット検索してみたけれど、あいにく一編もかかってこなかった。この詩人は難解で観念的な象徴詩を書いて出発し、中国や東南アジア、ヨーロッパ各地を長年、貧苦にあえいだり、貧苦を楽しんだりしながら放浪し、特異な文明論的エッセイや、ヒューマンなまさざしの中に、苦い生活者の痛苦をひそめた詩を発表しつづけ、後進に多くの影響をあたえている。70歳をすぎてから、「若葉のうた」「愛情69」「花とあきビン」など、軽妙洒脱な批評精神が横溢する . . . 本文を読む
ところで引き続きX20の試し撮り。1200万画素、ローパスレスの威力を実感したくて、いろいろ試している。コンデジには、多くの機種にスーパーマクロというか、広角側3cm~1cmという超マクロ機能がある。トップにあげたのは、けさわが家の庭で撮影したイチモンジセセリくん。これでおよそ1cmである。つぎもイチモンジセセリくんだが、こちらはレンズ先端から、およそ5cm。
下は7~8cmの距離から、マクロ域での質感描写である。28ミリ域とはいえ、スーパーマクロともなるとピントが浅いから油断できない。うーん、このサイズにリサイズしてしまうと、APS-Cサイズのカメラに十分対抗できる(^-^) ほんの少しレタッチしてある。
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こちら北関東では、連日37~38℃という猛暑の夏に突入した。「あああー、あ、暑い!」である。体中から汗が・・・。だからハンカチではなく、タオルが手放せない。ハンカチなど、一時間でぐしょぐしょ(=_=)
いつからこんな汗っかきになったのだろう。31、32℃までなら、エアコンなしでも我慢できる。扇風機やうちわが大活躍してくれるが、35℃を超えるような蒸し暑さでは、エアコンがきいた部屋から出たくない。
こんな状態が長くつづくと、撮影モードから、活字モードに切り替ってしまう可能性、大(笑)。それはそれで、べつに悪いことじゃないけれど。
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