歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

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貴方はいくつの真実を見つけられるか!

マルクスは正しい・只一点を除けば

2012年09月15日 06時25分01秒 | 時代・歴史

マルクスは本当に死んだのか?
 ソビエトが崩壊後、共産主義は死んだと言われました。マルクスは間違っていたと
 世界の識者は言いました。本当にそうでしょうか? むしろマルクスの偉大さが
 証明されたのです。只一つの大切な真実を除いて。

 又共産主義は死んではいないのです。ソビエトで死んだのみです。


唯一の真実とは=時代は単に支配階級が変わるだけである。
 唯一の間違いは、現実の辛さから逃れられる次の世代は理想と思った事です。
 これは未来を美化しがちな又は期待する人間の弱さの現れで、ある程度致し方
 ないですが。サーカー師、ラビバトラ氏もここで同様な過ちを犯しています。


思想は形を変えて繰り返す。
 プラウトの思想は、どう読んでも共産主義革命の思想=夢物語の修飾です。
 サーカー師の社会循環論こそ真実を語っているのであり、
 プラウト思想はマルクスの希望と同じく蛇足である。

富者が腐った後は?
 つまり、富者の時代の最終段階である金融帝国主義=銀行業等が支配する段階が終われば、
 次は、働く者の平和な良き時代が来ると信じた事です。ラビバトラ氏も云ったように
 1950年代1960年代の日本に見られた短期間の時代が正に働く者の時代の
 理想であったと述べているように、そこに彼らの欠点が見られます。
 
 あの時代は、世界的に商品が安くで旧植民地から購入出来、第三国に付加価値をつけて
 売ることができ、又戦後の物不足の時代に飛ぶように売れて儲けた時代です。
 だから労働者にも分け前が回り、理想的時代に見えただけです。
  
 何よりも朝鮮戦争の特需で繁栄したのです。他人の不幸で繁栄したのです。
 ラビバトラ氏も歴史は学ぶべきです。

 別の表現をすれば、戦争で破壊した世界を再建する時に、後進国の犠牲で繁栄した先進国の
 つかの間の幸せです。これを儲けの原理として応用するのが、資本主義の悪徳です。


春の夜の夢のごとし―平家物語が真実を語る
 戦後の一時期は、大戦で600万人日本人の犠牲の下に作られた、平和な一時期であり、
 つかの間の夢です。つまり、同じ時代を作るには、世界大戦と600万人の犠牲と再度の
 国家の再建が必要と言う事です。これでは何のための夢でしょう?

 そのような束の間は聖戦後の天国みたいなものである。むしろ平家物語が語る、
 盛者必衰の思想こそが真実を語るのです。

800年の間に現れる、数十年の時代が春の夜の夢である。
 戦国時代=武者の時代270年間、富者の時代270年間、そして知恵者の時代
 270年間、合計800年間の時代の数十年が、プラウトの云う理想な時代である。
 その為には、辛い800年間が必要である。

 正に一瞬である。希望は希望であり、それ以下でも以上でもない。
 中東の国民にとって今は地獄の時代です。そして、やがて英米仏にそれが現れるのです。

絶対唯一神宗教の間違い
 それは神を信じれば、死んでも天国に行き、桃源郷で美女に囲まれて永遠に幸せに暮らせると
 云う、絶対唯一神を信じる宗教に見られる思想と同じです。次は天国だと言う事です。

エンドルフィンが齎す誤解
 これは死を覗き見た人の話に見られます。死から生還した人の話は、世界共通である。
 つまり、快楽が全身を包み、春の桃源郷に導かれ、そこで美女に合い幸せな
 ひと時を過ごした後に、突然死から現実に戻されると言う事である。

 これは、苦痛の最高潮の時には、脳からエンドルフィンと云う麻薬物質が大量に出
 苦痛を和らげると言う事です。科学では既に証明されています。
 つまり、生体は苦痛から逃れる仕組みを既に持っていると言う事です。
 それで死んだあとの人の一部は、穏やかな表情が見られるのです。

 何故麻薬、アヘンやモルヒネが効果があり止められないのか? これは我々の体内に
 これらの受容体があり、これが快楽を齎すからです。

  
ジョギングハイ 
 ジョギングハイと云う現象が見られますが、私も何度か経験があります。ジョギングで
 最後の苦しい時に突然数分間苦痛が和らぎ呼吸が楽になります。その為にその
 数分間のみ、まるでスーパーマンになったかのような錯覚にとらわれます。
 これは、上記のエンドルフィン=体内モルフィネ=麻薬のせいであることは常識です。

 これが、性的快楽を求めるために、一時的に酸素の無い状態をつくり、エンドルフィン
 を放出させる人に見られます。その結果として性行為中の首つり自殺となったり、
 首を絞めての死亡となります。

宗教はアヘンと言ったマルクス。
 死後の快楽を説き、やめられない宗教を彼はアヘンと表現しましたが、正に現実の苦痛
 から避けるために、次代に快楽を求めた共産主義もアヘン=宗教と云われた所以です。

 結果は歴史の示す通り、残虐な殺され方をした人の一部に齎されるエンドルフィン
 快楽、死の直前の快楽のみです。皮肉なものです。


アダムとイブの時代以来、富と科学は進歩するが、精神と心は変わらないのです。
 このように快楽を求める人間の性はその物質的基盤があり、やむを得ない面が
 ありますが、これは己を自覚することにより、コントロール出来るはずです。

 思想もこれから逃れられないと言う事です。冷静に世界を見る必要があります
 極右主義とか、極左冒険主義とかのレッテルは意味がありません、虐殺者は
 虐殺者であり、罪から逃れられるものではありません。

人間が進歩するとは、つまり現代人が絶滅する事と同じである。
 ホモサピエンスの脳はこの10万年間同じである、古代の精神生活も現代の精神生活
 も基本的には同じです。異なるのは過去の積み重ねにより科学技術が進歩し富の
 蓄積が膨大になり、その富を求めて戦いが残虐になっている事です。

 つまり、科学の進歩分、戦争はより悲惨になっているのです。
 現代人が生きている限り、同様の精神文化時代は単に繰り返すのみです。

本当に新しい時代とは、新しい人間=進歩した人間が齎すのか?
 従って、今の現代人の脳では、時代が変わっても本質的な進歩はなく、金融帝国主義の
 後は、軍国主義=戦国時代=力の時代であり、別の表現をすれば大虐殺の時代です。
 その後は知恵者の時代、身分制度の時代です。国により時代が異なるのみです。

 此れが真実であり、従って英米仏の資本主義崩壊の後は、武人主義=軍国主義=戦国時代=
 大虐殺の時代が来るのです。此れは既に、ロシアの残虐な帝国主義とその後継の
 残虐な共産主義に観られたし、中国共産党の残虐非道にそれを見たのです。
 
 連続革命は従って、この時代の必然であり、権力者が代るのは、暴力で変わるのは必然です。
 その国内矛盾=下剋上のエネルギーを外に向けたのが尖閣問題であり、危険な兆候とは
 そういう事です。英米仏での今後のユダヤ人弾圧を予想したのはそういう事です。
 
 妻の殺人罪で失脚した、小毛沢東と云われる薄熙来の失脚、それに続く習近平の襲撃された
 噂と失脚説に繋がります。つまり軍閥主義の中国は下剋上の時代であり、危険な時代ですし、

 その飛び掛かる火の粉に日本国民が被害を受けないようにするのが、日本国家の責任です。
 国民を守らず誰を守るというのでしょう。江戸時代のお上の時代と誤解しては
 それこそ歴史を理解しない輩であり、富裕層次代の国民の反撃にあいます。
 
 ロシアはその残虐な軍国主義=共産主義を脱し、国内の秩序作りと身分制度作りに忙しい国です。
 知恵者の一員であるロシア正教は優遇されていますから、決してプーチンには逆らいません。
 ロシアは決して資本主義、欧米の期待した資本主義には、絶対なりません。

 日本の戦国時代の末期の信長に、比叡山が焼き討ちされたように、ロシアの軍国主義時代の
 末期=共産主義時代に宗教が大弾圧された過去と同じ経験をロシア正教は経験したのです。
  
 又知恵者が、宗教関係者が資本主義の時代に完全に権力を握ることは出来ません。
 富者権力者にお金を提供し、権力の一部を担う事のみです。知恵者の時代は可能です。
 例えば、イランのイスラム宗教者が権力を握る時代、中世に教会が支配者の時代です。

 従って、宗教が支配者になるのは、日本でいえば、次の戦国時代(2138~2408年)の後の
 時代、2409年~2678年間の時代です。

祇園精舎の鐘の声、盛者必衰の理あり。(15+15=30)x3x3x3.イコイコサンザンサン。 






米兵が暴行、レイプばかりしている米国が、慰安婦問題で、性奴隷などと云うのは
天に唾するものです。



 

コメント
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