書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW
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BLM資金管理団体に中国「華人進歩会」が資金援助
FBIとCIAはトランプとは反対の情報活動をしていた
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馬渕睦夫『馬渕睦夫が読み解く2022年 世界の真実』(ワック)
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コロナ・パンデミックは秩序破壊の罠である、といきなり凄いパンチ。
巧妙にBLMなどにかたちを替えて文化破壊を進める極左は世界同時的に陰謀を進めており、究極的には第三次世界大戦を引き起こす。
共産主義とポリティカル・コレクトネスという「ふたつの幽霊」に私たちは勝たなければならないというのが本書の骨子だ。
東京五輪の共通コンセプトは「ダイバーシティ&インクルージョン」だった。これが
「多様性と調和」と誤訳された。後者は調和を意味しない。
元凶はオバマである。2011年8月に大統領命令13583号を発布し、連邦政府組織全般に批判的人種論に基づいた人種多様性理論の教育を義務づけた。この大統領令のなかに「ダイバーシティ&インクルージョン」なる語彙が遣われていたのである。
全米の教育現場での混乱は、教員組合とPTAの先鋭的な激突、すでに社会問題化している。極端な例が『白人原罪論』の登場である。
本質を馬渕氏は衝く。
「共産主義革命家たちは人種差別をなくそうとしているわけでも、またLGBTの権利を擁護しようと考えているわけでもありません。現在の文化秩序を破壊するために、彼らを被害者に仕立て上げて革命に利用しているだけです」
米国家情報長官のジョン・ラトクリフが『2020年の大統領選挙に中国が干渉した』とする報告書を出した。
しかし中国の選挙干渉を唱えるには強いプレッシャーが存在している。CIAもFBIも、容共であり、ことにFBIはトランプに敵対し、CIAはトランプに逆らった。つまり「アメリカで『全体主義革命』が事実上成就したと言っても決して過言ではない」と馬渕氏は言うのだ。
トランプ大統領ならびに閣僚や補佐官を、かれらは冤罪をでっち上げて引きづり降ろし、トランプ路線を徹底して邪魔した。
アメリカを暴力的に破壊する先頭を走るのがBLMである。
テレビの洗脳報道で、もの凄い金額が、このBLMに寄付されていた。伝統的な黒人団体を憤慨させているとも言う。
BLM創設のアリシア・ガルザとパトリッセ・カラーズはともにマルクス主義者だと公言している黒人女性だが、このBLMの運動目標とは(1)キリスト教精神に基づく家族制度を破壊する。(2)警察跡刑務所を廃止する。(3)トランスジェンダー社会を称賛し、一般的な異性愛を軽視する。(4)資本主義社会を廃止する等となっている。
そして、このBLM資金管理団体の「ブラック・フューチャー・ラボ」に中国系の華人進歩会が資金援助を行っているのである。
アメリカの解体と分裂は、想像以上に深刻である。