ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

Supervise!-面倒をみよ

2007-01-07 | 海外子育て
「ママ~、善くん、クルマにぶつかっちゃったぁぁ~~」
と、いう本人の大きな声に慌てて飛び出して行くと、善(9歳)が庭から取ってきたレモンを持って立っています。
「クルマにぶつかったって?交通事故?」
「そう、自転車のブレーキが効かなくてぶつかったの。」
えぇぇぇ~~?

「大丈夫~?」
とへたりこんで本人を抱きしめ、私は大泣き。レモンを持って立っているぐらいなので大丈夫なんでしょうが、体中のたがが外れてしまったように力が入りません。すぐに庭にいた夫が戻り、説明してくれました。

ふたりで自転車で出かけた帰り道、ちょうど車道に出ようとしていたクルマに横から突っ込んでしまったそうです。善もドライバーもお互い気づいて低速だったものの、下り坂なのに前のブレーキが効かずそのままぶつかってしまったとか。

自転車から落ちた善は足にほんの少しのかすり傷。クルマと自転車は無傷。
(←おかげさまで無事でした!
最近、やたらに多い善の写真。それだけ話題も豊富?温はどちらかというと母親似で写真は苦手。弟の露出には一向に無関心)

これは、善の自転車のブレーキが効かなくなっているのを知っていながら、
「修理しなきゃね。」
と言いつつ放置していた私たち親の怠慢です。さっそく、夫が業者を調べてくれたので、明日にも行って修理しましょう。背筋が凍る思いでしたが、何事もなく本当によかったです。

実は昨日、一家でプールに行った帰りに、温(12歳)が、
「ねぇ、今の見た?“Supervise!”(子どもの面倒をみましょう)って書いてあって、親が子どもの手を引いてる絵が描いてあったよ。」
と言いました。そこはお気に入りのGIことグレン・イネスでした。

GIは南太平洋諸島からの移民、つまりアイちゃんたち♪(パシフィック・アイランダーの西蘭家呼び)が人口の多くを占めることでも知られる地域です。ポリネシアンの彼らはマオリ同様、子だくさんで知られ、なかなか親が子どもの面倒を見切れないのでしょう。それで、そんな標語がわざわざ張ってあったのだと思います。

あまりのアイちゃんらしさにクスっとした時、窓の外を小さな女の子をおぶった小学校6年生くらいの男の子を中心に4、5人の子どもが固まって歩いているのが見えてきました。典型的なアイちゃんのきょうだいたち。
「やっぱ、アイちゃんはコレだよね~♪」
と温が言い、思わずニコニコすると目の合った彼らもニコニコ。
褐色の肌に白い目がきれいで、本当に生き生きとした表情です。

その時、
「まっ、ウチはこうやってみんなでプールに来てるから、一応面倒みてることになるよね~
と漠然と思ったものですが、一夜明けてこの監督不行き届き。反省することしきりでした。
雨降って地固まる。
今日の事を教訓に、もっとしっかり面倒をみなくてはと肝に銘じました。
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今日の友人一家との外出は、満潮時間が釣りに合わなかったため、海はあきらめ近場のワンツリーヒルでのピクニックとなりました。みんなでゴロゴロしたり、ボールゲームをしたりまったりとした楽しい午後でした。
(友人も温も買ったばかりの網や釣竿を試せずちょっとガッカリ?)
さっ、明日からは平常の生活に戻りましょう!