年を跨いでしまいましたが、12月のクライストチャーチ行のつづきです。
ぜひ見てみたかった、レッドゾーンと呼ばれる立入り禁止エリア。
フェンスで覆われ、
「通行止め」のサイン
「関係者以外通り抜け禁止」
工事車が行き交い、まさに取り壊し中のエリアは
「危険につき立入り禁止」
二重三重のフェンスが
物々しさを感じさせます。
フェンスのこちら側、
イビス・ホテル
営業中でしたが、貸し店舗部分は空室になっていました。
ホテルから先はレッドゾーン
すぐ隣のIBMのビルはもぬけの殻
フェンス内は工事関係者以外の姿はありません。
ホテルの前はすでに更地になっていて、
臨時のグラウンドになっていました。
そのすぐ後でもビルの解体が進んでいて、
もうもうと立ち上る土埃の中、子どもたちが元気に遊んでいました。
クルマで走っていると、常にフェンスが視界の一部にあるようです。
クリスマスまでの再開を目指していた商業地区。
間に合いませんでしたが、早く再開するといいな~
まだまだ手付かずの部分も相当あります。
すでにビル1,000軒が取り壊され、あと300軒を取り壊すとか。
こんな姿だと、
信号があるのが不思議に感じます。
奥の白いリッジス・ホテルは大丈夫だったそうですが、
周りのビルはこんな感じでこの辺もレッドゾーン内。
この駐輪用の輪っかに乗って写真を撮っていたら、
「ボク、乗れない、乗れない」
と善(15歳)が言い出し、夫が助けてあげているところ。
どんな15歳
えへへへへへ
このショッピングセンターも立ち入り禁止で、
通路には雑草が生えていました。
こういう複合開発は完全に取り壊すしかないんでしょうね。
フェンスの向こう側では大型クレーンが何台も稼動しているのに、
フェンスのこちら側はこんな長閑な光景。
エイボン川が変わらぬ姿で流れています。
この落差
エイボン川ではベニスのような小舟に乗っての観光、パンティングも再開。
(これもグラブワンでクーポンが出ていたのですが、見送りました
)
レッドゾーンは徐々に縮小していて、思ったよりもクルマで入れましたが、
オープントップのロンドンバスで回る
市内観光ツアーバスも利用しました。
慌てて写真を撮ったものの、これはオープントップではなく、
雨の日用の屋根付きバスでした
1時間のツアーでしたが、ガイドさんの喋りと
チャーチLOVEが最高
(しかも、
グラブワンで半額だったので助かりました~
)
今の姿をしかと見ておいておしかった、善。
かなり渋々ついてきましたが、いろいろ思うところはあったようです。
このバスで下見
をしておき、気になった場所はクルマで回りました。
(中心部の更地になった場所は臨時の駐車場に。どこも駐車場だらけ)
市とカンタベリー博物館が共同運航しているレッドバスにも乗りました。
このバスだけはレッドゾーンのど真ん中、大聖堂まで行くことができます。
この角度は自分では行けない場所。
壊れてしまった
大聖堂
残った
聖杯(チャリス)
その姿に、
「いつもどこかに希望は残されているんだなぁ。」
と思いました。
今のチャーチは被災でマイナスの状態ですが、
いつかはゼロに戻り、
復興を成し遂げてプラスになっていく
と、強く強く実感できました。
「チャーチは立ち直ります。10年後にまた来てください!」
という、市内観光ツアーのガイドさんの力強い言葉が印象的でした。
(初老の彼はずっとテレビ界にいたそうで語りが素晴らしかった!)
ぜひぜひ来ますよ、
その前にもねっ
(つづく)