旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

當麻寺・本堂

2010年04月20日 | 旅 歴史
 奈良県葛城市当麻にある當麻寺・本堂です。
 国宝の本堂は當麻寺で一番大きな建物です。當麻曼荼羅が置かれていることから曼荼羅堂ともよばれています。金堂や講堂が南面しているのに対し、曼荼羅堂は西方極楽浄土を象徴して、寺の西方に東面して建っています。

 正面7間、側面6間、寄棟造の本瓦葺きで、背面に3間1間の閼伽棚(あかだな)が付いています。内部は内陣、外陣、外々陣に分けられています。内陣は天平様式を伝え、桁行7間、梁間4間であり、この部分が当初の千手堂だったようです。永暦2年(1161)に外陣部分を拡張して再建されました。

 本堂の内陣に安置されている高さ約5mの巨大な厨子は曼荼羅を掛けるための厨子で国宝です。奈良時代末期から平安時代初期の作とみられます。中将姫が百駄の蓮茎を集めて蓮糸を繰り、井戸に浸して五色に染め、一夜にして織り上げた一丈五尺(約4m四方)の「綴織當麻曼陀羅」(国宝)が本尊です。


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