奈良県吉野郡吉野町吉野山にある金峯山寺・蔵王堂です。
本堂で国宝の蔵王堂は、山上ヶ岳の大峯山寺本堂の「山上の蔵王堂」に対し、山下(さんげ)の蔵王堂と呼ばれています。役行者が感得した蔵王権現を本尊としているので蔵王堂といわれます。
桁行25.5m、梁間27.3mの重層入母屋造の檜皮葺きです。木造の古建築としては東大寺大仏殿に次ぐ規模をもつといわれる豪壮な建築です。2階建てのように見えますが一重裳階(もこし)付きの建物です。
扉金具の銘から天正19年(1592)豊臣家の寄進で再建されました。内部の柱には、自然木を素材のまま使った長大な柱8本が林立しています。内陣にはわが国最大という巨大な厨子があります。本尊として3体の巨大な蔵王権現像を安置しています。
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