旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

慈恩寺

2013年05月25日 | 旅 歴史
 山形県寒河江市慈恩寺にある慈恩寺です。
 小高い山の山腹に、閑散とした杉木立の中にたたずむ瑞宝山慈恩寺は、天平18年(746)聖武帝の勅命により行基がこの地を選び、婆羅門僧正が開いたと伝えられています。
 神亀元年(724)、行基が諸国遊錫に訪れ、都に帰った折り、この地の景勝を聖武帝に奏上され、勅宣を以って開山し、勅願寺と定められたそうです。
 弥勒菩薩を本尊として最上院・宝蔵院・華蔵院の3ケ院、それに付属する48坊からなる一山組織の寺院であったそうです。現在は3ケ院16坊です。
 天仁元年(1108)鳥羽帝の勅宣によって奥州藤原基衡がここ慈恩寺を修復したようです。仁平年間(1151-1153)に奈良興福寺の僧願西上人が再興諸堂を行ったそうです。
 京文化を伝える平安時代後期の仏像が14体もあるのは興福寺からの影響です。興福寺は法相宗の寺であり、慈恩寺という寺号は法相宗の祖慈恩大師からつけられたようで当時すでに法相宗の寺院となっていたようです。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://ogino.okoshi-yasu.com/


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