フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月2日(日) 雨のち曇り

2006-07-03 01:38:23 | Weblog
  新学部の基礎演習のワーキング・グループの世話役のM先生から届いた今後の予定に関するメールを読んでいたら、「授業運営のマニュアル」を私が提案することになっていると書いてあったのでびっくりする。そうだったっけ? う~ん、はっきり覚えていないが、もしかしたらそうだったかもしれない。「プレゼンテーション入門」は学生向けであるが、「授業運営のマニュアル」は教員向けである。やれやれ、よりによって、人からこうしろ、ああしろと言われることの大嫌いな文学部の先生方を相手に「授業運営のマニュアル」を書くのか…。こんなやり方もあります、あんなやり方もあります、いえいえ、決してそうしろと言っているわけではありません、めっそうもありません、それはもう先生方の創意工夫でやっていただいてかまわないのです、ただ、何かの参考にしていただけたら、小生、身に余る光栄と考えておる次第であります、はい。…と、そんな調子で書けばいいのだろうか。
  散歩がてら、ノートパソコンを鞄に入れて、シャノアールに出かけていき、1時間半ほど草稿を書いてみる。日曜日の午後の店内はほぼ満席状態で、おばさんたちの声で溢れかえっていたが、そんなものはまったく執筆の障害にはならなかった。我ながら素晴らしい集中力である。ただ一度、コップの冷水を口に運ぼうとして、コップの底面に溜まっていた水滴がパソコンのキーボードの上に落ちたときはヒヤリとした。幸い難は免れたが、もしキーとキーの隙間から水滴がパソコン内部に入ったら致命的な問題が発生するところだった。シャノアールは冷水の入ったコップをコースターなしでテーブルの上に置く。普段は気にならないが、こういうことがあると、それがひどく腹立たしい経費節減策に思えてくる。応急処置としてテーブルの上に置かれている紙ナプキンを惜しげもなく使ってコースターの代わりにする。こうすればコップの底面に溜まった水滴はナプキンに吸収され、コップを口に運ぶ途中で滴り落ちることはなくなる。しかし、冷静に考えると、喫茶店のテーブルはノートパソコンを使うにはリスキーな場所である。私自身がいくら注意していても、いつなんどき、店員が間違ってお盆に載せていた飲物をぶちまけるかもしれないのだ。事実、私の卒論ゼミの学生の一人が、アルバイト先の飲食店でそういうことをやらかしたとブログに書いていた。桑原、桑原。