フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月19日(水) 雨のち曇り

2006-07-19 22:49:01 | Weblog
  社会学演習ⅡBの合宿(グループ発表会)で鴨川セミナーハウスに来ている。朝からしっかり雨が降っていて、バスでアクアライン(東京→木更津)を渡るときも広々とした海原を眺めることはできなかった。午後1時過ぎにセミナーハウスに到着し、2時から演習スタート(の予定であったが、パワーポイントの設定に少々時間がかかり、2時10分のスタート)。最初のグループがいきなり完成度の高い発表をした。スキーのジャンプ競技で最初の選手がいきなりK点を超えたような感じで、これは2番手以降のグループにはかなりのプレッシャーになったであろう。本日は午後に2つ、夕食後に1つ、合わせて3つのグループの報告を行った。いま、初日の打ち上げの席を抜け出して、ロビーに設置されているパソコンからこのフィールドノートを更新している。いつもは深夜2時頃に行う作業だが、11時消灯なので(あと20分)、早めに書いているというわけだ。それにしてもここのパソコンのインターネットの通信速度は死ぬほど遅い。昔々のダイヤルアップの頃の記憶がよみがえる。思えばあっという間に遠くまで来たものである。もうわれわれはもうあの時代に戻ることはできないのだと思う。さて、これから部屋に戻って本を読もう。明日は真夏の太陽が顔を出すかもしれない(という噂を聞いた。本当だろうか。流言飛語じゃないのか?)。

7月18日(火) 雨

2006-07-19 01:55:20 | Weblog
  朝、歯科での治療を終えてから、大学へ。電車の中で学生部の雑誌『新鐘』のインタビュー記事の校正作業。今日までに初校を編集部に戻さないとならないのだ。インタビュー記事なので語り手(私)の写真が3枚使われていて、うち1枚は丸々半ページもある。五木寛之とか沢木耕太郎のような美男子ならいざ知らず、並の中年男は自分の顔のアップなど見たくはないものである。いま新書ブームといわれているが、新書には、岩波新書や中公新書や集英社新書や光文社新書や平凡社新書のように著者の顔写真を載せないものと、講談社現代新書やちくま新書や新潮新書や文春新書や中公新書ラクレのように著者の顔写真を載せるものがある。これって、それぞれに何か考えがあってのことなのだろうか。それと、著者の写真を載せている新書でも、「私は写真を載せたくない」と著者が言えば載せないのだろうか。
  学生部へ行って校正済み原稿を直接担当者に手渡してから、午前11時からの社会学専修の教室会議に臨む。来年度の担当科目の検討。学部改編の移行期なので、今年以上に多くの科目を担当することになるのかと心配していたが、それほどのことはなく、安堵する。しかし、まだまだ不確定要素が多く、楽観は許されない。午後2時から教授会。現在の教務のメンバーが担当する最後の教授会。2年間、ご苦労様でした。
  午後6時から9時まで、社会学情報処理室で社会学演習ⅡBの学生たちの作業に付き合う。みんな、けっこう頑張るものである。「こんなもんでいいや」と低い水準で安易に妥協しないところが立派である。明日から合宿だが、グループによっては、今夜から合宿というところもあるらしい。