フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月16日(日) 曇り

2006-07-17 02:51:35 | Weblog
  妹一家など来客が5名あり、わが家と合わせて10名、賑やかな送り盆となる。近所の人が美味しいと勧めてくれた鮨屋から出前を取り(実際、美味しかった)、母が天ぷらを揚げ、腹一杯食べる。しばらく昼寝をして、夕方、送り火を焚く。妹のところの愛犬モモが一昨日死んでしまい、妹一家はモモの骨壺持参でやってきたのだが、なんとなくモモの供養も兼ねているような感じがあった。
  今日は昼間に散歩に出なかったので、夕食(昨日の残りのカレーライス)の後、くまざわ書店に出かける。大崎善生『優しい子よ』(講談社)、大久保房雄『終戦後文壇見聞記』(紅書房)、佐藤正午『小説の読み書き』(岩波新書)を購入。会計のとき、レジの背後の棚に『ジンメル著作集』『アラン著作集』『デカルト著作集』のケースが置かれていたので、誰かが注文した品だろうか、それにしても三人の著作集を一度に注文するなんてどんな客なのだろうと興味を持ち、店員に、「これは注文品ですか」と聞いたところが、「いえ、置き場所がないので、ここに置いてあるんです」とのことだった。な~んだ。ジンメルとアランとデカルトの間に一体どういう共通テーマがあるのだろうと、しばし考えてみただけ損をした。帰りにTSUTAYAでジーン・ハックマンとモーガン・フリーマンのダブル主演(モニカ・ベリッチが共演)のサスペンス『アンダー・サスピション』(2000年)のDVDを借りて、風呂上がりに観る。