フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月8日(土) 曇り

2006-07-09 00:06:00 | Weblog
  2限(社会学基礎講義A)と3限(社会学研究9)、それぞれ講義の最終回。来週は教場試験。講義の準備に追われる日々からようやく解放されるわけだ。もっとも代わってしばらくは答案(3科目で400枚ほど)の採点に追われる日々が続くわけだが、それは再来週の話で、来週一週間は「もう講義の準備をしなくてもよく、まだ答案の採点は始まらない」無風状態の日々、台風の目の中に入ったような日々となる。学生にとっての闘いの日々(教場試験週間)は教師にとっての束の間の休息なのである。ひさしぶりにジムに行って一汗流そうか。
  4限と5限の時間を使って、社会学演習ⅡBの学生たちに社会学情報処理室でSPSS(統計処理ソフト)の講習を行う。昨日、今日の講習のために情報処理室備え付けのSPSSの学習書の一部をコピーして教本を作成しておいたのだが、社会学情報処理室のパソコンにインストールされているSPSSは学習書よりもバージョンが新しく、パソコンの画面とテキストに印刷されている画面が微妙に異なっている。SPSSというソフトはバージョンアップのペースが異常に速く、「三日見ぬ間の桜かな」ならぬ「三日見ぬ間のSPSS」と言われている(私が言っているだけかも)。統計分析が仕事の中心である人は話が別なのであろうが、バージョンアップに毎回付き合う必要はまったくない。現時点の最新バージョン(日本語版)は14.0だが、私の自宅のパソコンに入っているのは10.0である。それで困ることはない。本日の講習では、SPSSを初めて使う者がほとんどだったので、データの種類、データの入力、変数名と値ラベル、連続変数への再割当、値の再割当、度数分布(単純集計)、クロス表、カイ二乗検定、これだけに限定して操作の仕方を教えた。いまグループ研究でやっているアンケート調査の集計にはとりあえずこれだけマスターすれば十分である。みんな飲み込みが早い(ような気がするが、気のせいかもしれない…)。後は習うより慣れろ、である。