フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月15日(木) 晴れ

2009-10-16 09:45:46 | Weblog

  7時、起床。目玉焼き、トースト、牛乳の朝食。午前中は授業の準備。
  昼から大学へ。3限は大学院の演習。4限は空き時間。「フェニックス」で遅い昼食(ピラフ&ミートソース、珈琲)をとる。新しく購入したICレコーダーを説明書を読みながら使ってみる。喫茶店なので、つぶやくように独り言を録音してみたが、しっかり録音できている。高感度のマイクだ。秋学期はこれをゼミと演習で使って、ライフストーリー・インタビューの実習を行う。
  5限は卒論指導。2週間前は会社の内定式(?)で拘束されている学生がいるので延期、先週は台風の影響で休講、今週が秋学期の初回である。各自に全体の章立て案を提示してもらって説明を聞く。いろいろ問題点多し。改善案を述べる。締め切りまで2ヶ月と3日。来週は学部全体の休講日なので(なんでだっけ?)、次回は2週間後。最初の章を実際に書いてくることを宿題とする。いよいよ書くとなったら頭から書いていくのが原則である。そうしないと流れが生まれない。
  6限は演習「ケーススタディ」の方法。前回(最初の授業)、欠席して自己紹介がまだの学生が4名いたので、まずそれをすませる。Y君が飼っている文鳥の話をしたので、私も雀の話をする。「文鳥は一番人に馴れる」というので、「いや、雀だってそうだ」と応じる。事情を知っている学生はクスクス笑っている。Sさんが「趣味は散歩」と話したら、T君が「自分は『散歩の達人』という雑誌を年間講読している」と言ったので、「どの街が一番面白かったか」と聞いてみたら、「蒲田」と答えたので、しばし蒲田談義。今日は上海から早稲田の大学院へ留学希望のSさんが見学に来ていたので、彼女にも自己紹介をしてもらったところ、いきなりS君が「ビンちゃんは・・・」となれなれしく質問をしたので(合コンか)、これが早稲田の男子学生の一般的なタイプであると誤解されてはいけないので、「いま君に質問をしたのは、いわゆる〝チャラオ〟と呼ばれるタイプの男子であり・・・」と注釈を加えておいた。
  授業を終えて、研究室で一文の社会学の卒業生のAさんと面談。卒業4年目だが、外資系の証券会社から大手の広告代理店へ転職し、来年は外国の大学院への留学(MBAの取得)を考えているとのこと。腹ペコなので、話の続きは「秀永」で。これで3日連続、「秀永」で夕食だ。女将さんに「皆勤賞をさしあげなくちゃ」と笑われる。
  11時、帰宅。書斎に入ると、私の気配を感じたのか、子雀がチチ(父)、チチ(父)と鳴くので、籠から出してやる。ただいま、チュン。書斎に顔を出した妻に、「寝てる子を起こしてどうするの」と叱られる。風呂を浴び、明日の授業の準備をして、2時就寝。久しぶりの夜更かしだ。