7時、起床。ウィンナーソーセージとキャベツの炒め、卵スープ、ご飯の朝食。午前中は授業の準備。子雀が机の上をピョンピョン歩く。私が家を出るときは鳥篭の中に入れるので、それまでは書斎の中で自由にさせている。
昼から大学へ。3限は講義「ライフストーリーの社会学」。4限は空き時間。「メルシー」に遅い昼食をとりに出る。チャーシューメンを注文。研究室に戻って授業の準備をしていると、2年生のIさんがやってきて、自家製の洋菓子(抹茶のタルト)を1つくれた。早稲田祭でカフェをやるのだが(戸山キャンパスのプレハブ校舎の1階の教室)、そこで出す試作品とのこと。いまはお腹がいっぱいなので後でいただきますと言って、しばらくゼミ選考の話をする。文化構想学部の2年生は一昨日からゼミ選考期間に入っている。あれこれ迷っている学生が多いに違いない。
5限は基礎演習。何人かに夏休みのレポートの要旨を発表してもらって、私がコメントを述べるということをやる。突然の指名なので、自分の書いたレポートではあるが、要旨(問題-考察-結論)をすっきりと述べることが出来ない人が多い。でも、それではいけないのである。すっきりと述べることが出来ないのは、内容を忘れているせいではなく、そもそもの内容がすっきりしていないからである。無理もない。ほどんどの学生にとって夏休みのレポートはこれまでの人生で書いた一番長い文章である。それで内容のすっきりした(論旨明快な)レポートが書けたら奇跡である。グダグダしているのはしかたがない。それはこれから私がアドバイスしてなんとかもう少しましなものにしていきましょう。ただ、その前に聞いておきたいことが2つある。第一に、本当にこのテーマであなたはレポートが書きたいのか。第二に、あなたは自分のレポートを読んで面白いか。この二つの質問にイエスを答えられる学生のレポートなら添削・指導のし甲斐がある。そうでない学生は、テーマを選び直して、一から書き直した方がいいし、少なくとも自分で面白いと(自己満足でも)感じられる文章になるように工夫すること。
6限(+7限)はゼミ。新しいテキスト、宮島喬・島薗進編『現代日本人の生のゆくえ』(藤原書店)を配布する。厚い本(476頁)なので、「わーい」と喜ぶかと思ったら、「バッグに入らないわ」とブーブーいっている。尼寺へゆけ。11月に実施予定のライフストーリー・インタビュー調査の話をする。いままで本を読むだけだったが、いよいよフィールドに出てゆくのだ。ゼミ後半のテーマはセクシュアリティ。日常の会話の場面ではめったに聞けない単語がポンポン飛び出し、脱日常の空間が出現する。終了は9時40分。最長記録更新か。
帰りがけにあゆみ書房で、「HANAKO」10月8日号(特集:銀座ストリート案内)を購入。11時、蒲田着。「つけ麺大王」でチャーシューつけ麺を食べる。今日は昼も夜もチェーシューだった。