フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月28日(木) 雨

2010-10-29 11:42:12 | Weblog

  8時に目が覚める。よいタイミングである。「早起きは三文の徳」という格言のせいで、われわれは早起きを無条件によしとする慣習があるが、起床時刻の良し悪しは文脈(前後の出来事)との関係によって決まる。1つは前夜の就寝時刻である。それとの関係で睡眠時間が決まる。昨夜は2時に寝たので(寝つきはすこぶるよい)、睡眠時間は6時間である。最近の私は6時間寝れば足りており、寝不足ということにはならない。もう1つは家を出る時刻である。それとの関係で朝のゆとり(あるいは、気ぜわしさ)が決まる。今日は9時半に出る予定なので、朝の時間は1時間半。トイレ、洗面、着替え、食事、小雀の世話、メールのチェック、一日の予定の確認、鞄に入れていくもののチェックなど、1時間あればできるが、やや気ぜわしい。1時間半あるとゆとりをもってできる。6~7時間の睡眠時間と、朝起きて家を出るまでの最短でも1時間半の時間、この2つの要件を満たすのがよい起床時刻である。もう1つ付け加えると、これからの季節は、朝の冷え込みが厳しくなるので(今日がそうだった)、目が覚めてもすぐに起床するのではなく、暖かな蒲団の中でぬくぬくするひと時(15分程度)があるとよい。それは日常の中の小さな幸福の時間である。

  9時半過ぎに家を出て、大学へ。10時40分から新棟建設打合せ。中庭の樹木は取り除かれてしまうことを知って(そうだろうと思ってはいたが)、少々気落ちする。大きな木が切られるというのはいつも悲しい。ちゃんとお別れをしておかなければと思う。


雀たちの集まる場所でもある

  「フェニックスス」で昼食(チキンカレー、サラダ、珈琲)。ここは、テーブルの上に書類を広げて、仕事をしながら食事をするのに最適な場所である。
  3限は研究室でゼミ論指導を2件(SさんとKさん)。4限は大学院の演習。6限は講義「ライフストーリーの社会学」。
  夕食は「秀永」の広東麺。先日食べた蒲田の「歓迎」の広東麺と同じ680円だが、こちらはスープがあんかけである。今日のような冷える日は、あんかけの熱々の麺が美味しい。餃子(3個)と小ライスも付けてもらう。それにしても今日は寒かった。あの酷暑の夏の日々がまるで前世の出来事のような気がする。