8時、起床。オムレツ、パン、紅茶の朝食。食後にアップルパイ。
午前中にチュンを小鳥の病院に連れて行く。爪を切ってもらい、粉薬とオリジナルフォーミュラ(餌)を出したもらう。私の前にいたご夫婦は大きな段ボール箱の中に鳥を入れてきた。よほど大きな鳥なのかと思ったら、中からたくさんの鳥篭が出てきて、インコが7,8羽いたので驚いた。みんな爪を切ってもらいっていた。
昼前に帰宅。昼食をとって、居間のソファーで横になる。いつもは週末に一週間の疲れをとるべくのんびりするのだが、先週末はゼミ合宿だったため、疲れをとっている暇がなかった。2時間ほど昼寝をしてから、大学へ。
生協の書店で以下の本を購入。
小澤征爾・村上春樹『小澤征爾さんと、音楽について語る』(新潮社)
『置文21』編集同人編『回想の全共闘運動 今語る学生叛乱の時代』(彩流社)
安藤清志『見せる自分/見せない自分 自己呈示の社会心理学』(サイエンス社)
6限は講義「ライフストーリーの社会学」。それが終って、夕食は「五郎八」の天せいろ。中国史の近藤先生と一緒になる。行きつけのお店の話から最近の日中関係まで、あれこれお話を伺う。
帰りの電車の中で、購入したばかりの本に目を通す。蒲田に着いて、もう少し読んでから帰りたかったので、「シャノアール」に寄る。
村上春樹のジャズ好きは有名だが、彼はクラシッ久好きでもあり、作品の中にクラシックの話がときどき出てくる。デビュー作の『風の歌を聴け』で、主人公の「僕」が左手の小指のない女の子の働いているレコード店で購入した3枚のレコードは、「カリフォルニア・ガールズ」の入ったビーチボーイズのLP、ベートーベンのピアノ・コンチェルトの3番(ピアノはグレン・グールド)、「ギャル・イン・キャリコ」の入ったマイルス・デイビスのLPだった。主人公の好みを表す記号かと当時は思ったが、その後、作者自身の好みを反映しているのだということがわかった。小澤との対談では、最初に、そのベートーベンのピアノ・コンチェルトの3番が取り上げられている。それも、グールド+カラヤン(ベルリン・フィル)、グールド+バーンスタイン(ニューヨーク・フィル)、ゼルキン+バーンスタイン(ニューヨーク・フィル)の3枚のLPを取り上げて、それぞれの演奏について細部にわたって論じている。「世界の小澤」を相手にですよ。ふぅ。