フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月21日(土) 晴れ

2015-11-23 09:44:27 | Weblog

7時、起床。

トーストと紅茶の朝食。

マドレーヌ付。

昼前に家を出て、大学へ。

今日の雲は独特だ。

砂の上の風紋のようである。

卒業生のPさん(論系ゼミ5期生、2015年卒)が研究室に顔を出してくれた。

5期生から卒業のときにいただいたカップでお茶を飲む。

しばらくおしゃべりをして、さて、食事に出ましょう。

研究室のドアのところのカーソルを「在室」から「外出」に移動させるPさん。その動作を何度か繰り返す。「これ、やってみたかったんです」。そ、そうですか・・・。

スロープから工事現場を眺めながら、「プレハブ校舎、なくなっちゃんですね」とPさんが言った。ええっ、そこか? 記念会堂がなくなったことには言及なしか? それを言うと、「あっ、そうですね」と言った。スロープの横のプレハブ校舎はPさんが入学する頃からあった思い出の学び舎である。記念会堂よりも思い入れが強いということだろう。でもね、プレハブ校舎が撤去されたのは卒業式の前ですよ。

 

Pさんお希望で「たかはし」へ行く。

刺身定食(ぶり一点盛り)を注文。

寒鰤の一点盛りのいさぎよさ  たかじ

Pさんは肉豆腐定食を注文。こちらも美味しそうだ。

食後のお茶は「カフェゴト―」で。私はアイスココア、Pさんはアイスカフェオレ。

Pさんは9月に会社を辞めて、いまは充電中。職場での日々は辛いものであったようだ。ビザの関係でそろそろ次の仕事に就かなくてはならないのだが、自分が一体どんな仕事をしたいのかわからないのだという。ただ、笑顔でいられる職場で働きたいそうだ。

とりあえず、空を見上げて、深呼吸をしよう。

そして、ゆっくりと歩いて行こう。

今日は久しぶりに馬場歩きをしますというPさんと馬場下の交差点で別れる。

空には見事な羊雲が広がっている。

夕方、六本木の国際文化会館へ。卒業生のF君(一文社会学専修、2007年卒)の結婚披露宴に出席するためだ。

鳥居坂の下でF君と同期のO君とバッタリ。彼も招かれているのだ。

国際文化会館は鳥居坂の途中にある。25年前に一度、偉い先生と会うためにここに来たことがある。もちろんこんな高層ビルが建つずっと前のことだ。

披露宴が始まった。新郎新婦は庭先から登場。

新郎新婦は披露宴に先だって親族だけの結婚式(神前)を館内で挙げている。着物姿の花嫁は久しぶりだ。

F君のウェルカムスピーチで披露宴が始まった。

続いて新郎の職場の上司のスピーチ。

そして新婦のK子さんの職場の上司のスピーチ。

新郎新婦は都庁で働く同期である。。私のテーブルもO君以外はみなF君の職場の同期の男性たちである。実は、今日、彼らの同期の結婚式が昼にあって、これが2つめの結婚式なのだそうである。それはすごいね。0君も今年は結婚式に6回ほど呼ばれたそうだ。人生の結婚シーズンなんだ。

乾杯の発声が今日の私の役割である。二人に向けた短めのお祝いのメッセージを述べてから、乾杯!

シェフから今日の料理の説明があった。

真鯛と昆布締めとタラバ蟹、雲丹、キャビア、小野菜と煎酒のクリームソース。

さっそくO君と一緒に新郎新婦のところへ行って記念撮影。

フォアグラのソテーと大根 大吟醸風味のソース 木の芽をあしらって。

ケーキ入刀。

鮑入り茶わん蒸し仕立てのコンソメ。

オマール海老のフリカッセ 柚子胡椒風味のリゾットと共に アメリカンクリームソース 西京味噌のアクセント。

箸休めの氷菓子。

新郎新婦はお色直し中。

右隣の方が青森市役所にお勤めだったので(都の職員から社会人採用で地元に転職されたのだ)、青森の話をする。青森の市街地の地図は私の頭の中に入っているので、「新町通り」や「夜店通り」の名前を挙げて、街談義。

和牛ヒレ肉のグリル 野菜の焼き合わせと共に トリュフソース。

お色直しをした新郎新婦が庭先から再登場。幻想的な雰囲気だ(カメラの露出不足ともいう)。

キャンドルサービスで各テーブルを回る二人。

メインキャンドルに点火。

マスクメロンとフルーツ 黒蜜のアイスと抹茶のアングレーズソース。

ウェディングケーキのおすそ分け。

新郎のお父様の挨拶の後、〆はF君の挨拶。立派な挨拶だった。

会場の出口で。

F君からは何度もメールが届いた。ずいぶんといろいろと気を遣っていることがわかる。でも、あまり気を遣いすぎるのも疲れるから、どうぞほどほどに。

F君、K子さん、どうぞ仲良くこれからの人生を歩いて行って下さい。二人で見上げれば、どんな天気の一日もよい天気の一日です。

さあ、帰ろう。

東京は夜の七時、だ。