フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月1日(水) 曇りのち霧雨

2021-09-02 13:25:23 | Weblog

7時半、起床。

9月になった。書斎の壁掛けカレンダーをめくる。ケーキね。スイーツはオールシーズンだけど。

書斎の卓上カレンダーをめくる。犬か。 

猫は5月に登場している。黒か。

パソコンに2か月分張っているカレンダーを9月・10月に張り替える。「来月」を視野に入れて考えることは多いので便利。

トースト(はちみつ&オリーブオイル)、サラダ(+スクランブルエッグ)、牛乳、紅茶の朝食。

朝刊のトップ記事は「眞子さまの年内結婚」。読売のスクープか(あるいはフライングか)。

本日の『おかえりモネ』。6人の幼馴染の会話。未知以外の5人は同級生なので、未知は、あいかわらず人間地雷みたいな感じを漂わせて、一歩引いた位置に座っている(前から少し気になっているのだが、未知には同級生の友だちはいないのだろうか)。みんなで昔のようにバカな話で盛り上がりたいが、無理がある。一方、重い(真剣な)話もしたいが、踏み込みにくい。そんなムードの中、三生(前田航基)がいい役回りをしてくれた。

9月になったとたんに涼しくなった。クーラーを入れてたときは閉めていたリビングの小窓を開ける。窓辺でチャイが外を眺めている。チャイにとっては新し風景だ。

先日の8月最後の『山下達郎のサンデーソングブック』では彼の『さよなら夏の日』がかかった。たぶん次回、9月最初の『サンソン』では竹内まりやの『セプテンバー』がかかるだろう。恒例である。

この「フィールドノート」でも9月の最初に堀口大学の「九月の言葉」をもってくるのが恒例になっている。

 九月、明るい夏のおわり。九月、しとやかな秋のはじめ。

 九月、楽しい休暇のはて。九月、新しい学期のはじめ。

 九月、季節の移り変わり。九月、移り変わりの季節。

 九月、閉ざされた別荘の窓。九月、色あせた海水着の縞目。

 九月、遊びすごした天使。九月、あなうらを焼かない砂浜。
 
 九月、もう一度ふりかえる地平線――今日は舟さえ出ていない。

 九月、はしりの秋風。九月、満ち足りた頼りなさ。

 九月、のびすぎた芝生。九月、うごかないぶらんこ。

 九月、潮風の膚じとり。九月、都心へのノスタルジイ。

 九月、避暑地の友情のおわり。九月、また一つ思い出の数。

 九月、九月、九月、日焼けの手足の後始末……。

タイミングを見計らって、由比ガ浜に夏を見送りに行きたいところだが、去年はいけなかった。今年もいけないだろう。

原稿を書く。

2時半ごろ、昼食を食べに出る。雨は夜から降り出すと予報がでいるが、念のためベランダの洗濯物は取り込んでおく。

涼しいので、今日は暖かい汁物が食べたい。「喜多方ラーメン 坂内」へ行く。

葱ラーメンを注文する。喜多方ラーメンのスープは澄んでいる。

チャーシューと白髪葱の相性がいい。黒胡椒を振って。

食後のお茶は「ルージュブランシェ」で。カフェのできるケーキ屋さんである。

オレンジショコラと紅茶を注文。紅茶はポットで供される。

表面はハード・チョコレートでコーティングされているが、それを剥がすとチョコレートムースである。

ケーキを平らげ、歳時記を鞄から取り出す。

 秋めくや一つ出てゐる貸しボート 高橋悦男

洗足池あたりの情景が思い浮かぶ。

9月12日(日)に句会がある。そろそろ下準備に入ろう。兼題は「二百十日」。出題したのは自分である。立春から数えて二百十日目のことで9月1日ごろである。 

店を出ると霧雨が降っていた。傘を差すほどではないが、洗濯物を取り込んでおいてよかった。

帰宅して、4時からHさんの卒研相談(オンライン)。1時間を目安にしているが、1時間半近くかかった。

リビングからチャイが飛び出して、玄関の上り口に干してある妻の傘の下に。

「いつもより多めに回しております」という海老一染之助・染太郎のことを思い出す。兄の染太郎は2002年に、弟の染之助は2017年に亡くなっている。

原稿を書く。

夕食はシシャモ、アスパラのベーコン巻き、サラダ、味噌汁、ごはん。

頭からムシャムシャと全部食べられるところがよい。

デザートは梨。

食事をしながら『モヤモヤさま~ず』(録画)を観る。逗子・葉山編。逗子の秋谷海岸には父が勤めていた千代田区役所の海の家(お寺だった記憶がある)があったので、海水浴で何度か言ったことがある。

チャイがまた新しい居場所を開拓したようである。

キャビネットの上のアートボード(妻の作品)のうしろ。

ウトウトしている。

原稿に載せる資料を作る。

日記を付けてから風呂に入る。

風呂から出て、「ジェットストリーム」をタイムフリーで聴きながら、ブログ(構成)。

2時、就寝。