フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月9日(木) 小雨のち曇り

2021-09-10 13:22:00 | Weblog

9時45分、起床。

トースト、ハッシュドビーフ、サラダ+スクランブルエッグ、牛乳、紅茶の朝食。

本日の一面は「緊急事態宣言延長」と「総裁選」。延長が月を越さなかったのはせめてもである。

本日の『おかえりモネ』。これまでの人生で「傷ついた経験」(挫折)がないことを劣等感のように語るお天気キャスターの莉子(今田美桜)。だから自分の語りには深み(説得力)がないのだと。挫折経験がその人の語りに深みを与えるというのはなぜだろうか。挫折経験を語る人間は、多くの場合、挫折から立ち直った人間である。挫折そのものがよいわけではなく、そこから立ち直ったことがよいのである。一方、挫折経験からいまだ立ち直れずにいる人間がそれを語る場合は、それは語る相手に対する弱さの自己開示であり、相手との関係を親密なものにする作用がある。単調な人生ではなく屈折のある人生、表層的な語りではなく内面を垣間見せる語り、人はそういうものに惹かれるのである。

チャイの姿が見えないので探したら台所の物陰から出てきた。リビングとそれに隣接する和室(私たちの寝室)は開放しているのだが、それだけでは不足なのか、たぶん好奇心旺盛なのだろう、あわよくばそこから脱出しようとしてチャイは虎視眈々としている(虎も猫の仲間である)。

「だめじゃないか」と勝手に入ったことをたしなめる。

「すいません」のポーズ。林家三平(先代)か。

昨日のブログを書いてアップする。

肩・首の凝りがひどいので、PCに向かっているときの姿勢に問題があるのかもしれないと思い、外付けのキーボードを手前において打ってみたところ両肘を椅子のアームレストにおいて打てるので肩が楽になった。ノートPCというのは、画面は大きくなったとしても、デスクトップで長時間使うにはキーボードの位置が人間工学的に無理があるのではなかろうか。

3時を回ったころ、昼食を食べに出る。でも、いまからちゃんとした食事をとると、夕食に差し支えるな。

「スリック」のシフォンけーけで昼食代わりにしようと思う。

「スリック」は今日が夏休み明けの初日である。シフォンケーキのメニューも新しくなった。ラムレーズンにしよう。

紅茶はラムレーズンに合うものをマダムにお任せで。ディルマのエレガントアールグレーを選んでくれた。

ケーキ本体はもちろんだが、添えられたいる葡萄が美味。

テラス席の周りにライラックの花びらが散っている。

これからもっとたわわに花が開くだろう。

「夏休みはあっという間でした」と言うマダム。韓国ドラマばかり観ているマダムに私がすすめた『大豆田とわ子と三人の元夫』を夏休みの間にネットフリックスで観て「とっても面白かったです」とのこと。そうでしょう、そうでしょう。

紅茶を買って帰る。

店を出て数歩歩いたところで、マダムが「先生!傘!」と言って持ってきてくれた。

来るときは小雨が降っていたが、帰るときは上がっていた。

ある方から「家でピーチメルバ風のものを作ってみました」と写真が送られてきた。ほう、似てますね。彼女はこの夏、私と「まやんち」のピーチメルバを食べる約束をしていたのだが、体調の都合でキャンセルになったのである。その無念の思いがこのピーチメルバ風のものに表現されている。本家のピーチメルバは渦巻星雲のように見えるのだが、こちらは風車のように見えますね。ラズベリーソースは作れなかったので、葡萄のコンポート汁で代替したそうである。「来年の夏にはまやんちで本物をいただきたいです」とのことで、先行予約第一号となった。

原稿を書く。

夕食は鯖のおろし煮、冷奴+納豆、玉子と大根の味噌汁、ごはん。

鯖のおろし煮は妻の得意料理のひとつ。昼食が軽かったこともあり、ぺろりと平らげる。煮汁はもちろんごはんにかけて全部いただく。

デザートは葡萄。大粒で甘い。

食事をしながら『プレバト』(追っかけ再生)を観る。俳句、金秋戦の予選AブロックとBブロック。Aブロックからは田中喜子が一位で抜け出す(補欠は森口遥子)。Bグロックからは藤本敏史が一位で抜け出す(補欠は立川志らく)。順当である。

チャイがフェンスの外側からこちらに回ってこようとしているが・・・

それは無理である。この直後、落下する。

原稿を書く。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

2時、就寝。