フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

12月25日(日) 晴れ一時曇り

2011-12-26 01:18:10 | Weblog

  9時、起床。夕食の残りもので朝食。

  母と息子と三人で墓参りに出かける。お寺で妹夫婦と合流。おそらく我家はまめに墓参りに行く方ではないかと思う。春と秋の彼岸。盆と暮れと正月。春のお施餓鬼、秋のお十夜。年に7回だ。その度にお寺にいくばくかの付け届けをする。模範的な檀家である。しかし、義務感から墓参りをしているわけではない。寺の最寄り駅は鶯谷で蒲田からは京浜東北線一本で行け、寺がある下谷界隈は昔の東京の面影が残るよいところである。お寺という空間とそこを流れる時間も好きだし、縁側でご住職の一家の方たちと話をするのも好きである。今日も父の眠る墓の前で、この一年を振り返り、来年も私たち一家を見守ってくださいと手を合わせた。

  墓参りをすませ、上野広小路の「今半」で昼食をとる。メニューの中で一番安いすき焼弁当(1500円)を注文。昨日、「吉野家」の牛丼(並)を食べたばかりであるが、すき焼は好物なので問題なし(ただし「吉野家」→「今半」という順序であることが肝心)。すき焼弁当といっても、仕出し用の箱に入ったお弁当ではなく、ちゃんとあたたかいすき焼が運ばれてくる。ご飯のお替りは無料で、私は二回お替りをした。最後に肉汁のたっぷり入った卵かけご飯で〆るのが中居さんも勧める「ああ、美味しかった」の食べ方である。決してお行儀が悪いなんて考えて躊躇することなかれ。私はもしかしたらすき焼そのものよりも、この最後の卵かけご飯が食べたくてすき焼弁当を注文しているのかもしれない。

  「うさぎや」でお土産にどらやき、うさぎまんじゅう、喜作最中を購入。お土産とは別にバラでどらやきを2つ購入し、店を出て、その場で食べる(みんなにも分けてあげる)。これもまた行儀が悪いと考えて躊躇することなかれ。作りたての暖かいどら焼きほど美味しいものはないのである。同じ「うさぎや」でも、日本橋の「うさぎや」のどらやきと違って、二枚のどらやきの縁が貝のようにぴったり合わさって閉じているのが見た目の特徴である。味の方は甲乙付け難く、好みの問題と思う。

  母と妹の買物に付き合ってから、御徒町の駅から電車に乗って、帰る。


12月24日(土) 晴れ

2011-12-25 03:21:35 | Weblog

  明け方に一度起きて、二度寝をしたせいで、10時半起床。

  宅配便で大量の帆立貝が届く。卒業生のUさんからである。ご近所にもおすそ分けしようと思う。

  午後、散歩に出る。今日はクリスマスイブ。街にはイブらしい活気がある。

 

  昼食を「蛇の目寿司」でとるつもりで、店の前までいったら、土曜は休業だった。途中の道で吉野家の割引券の入ったティッシュをもらったので、たまには庶民が食べる牛丼でも食べてみようかという気分になった。牛丼の並(290円)、生卵(無料)、豚汁(100円)。計390円也。焼き豆腐や白滝やもっとたくさん葱が入っているといいのだが、290円では贅沢はいえまい。

 

  駅ビルで家族へのクリスマス・プレゼントを購入してから、「ルノアール」で一服。日誌をつけ、鞄に入れてきた年賀状に添え書きをする。

  「TAKANO」で妻に頼まれたクリスマスケーキを買って帰る。カットケーキの列はずいぶん長くなっていたが、私が並んだホールケーキの列はそれほどではなかった。一番小さいやつを購入。デザートとして食べるにはこれで十分だ。

  夕食は7時半ごろから。だいだい毎年同じメニューだが、今年はホタテのバター焼き急遽加わった。

 

 

 

 

    深夜、年賀状の添え書きを全部書き終えて、近所のポストに出しに行く。澄んだ夜空にシリウスがきらめいていた。


12月23日(金) 曇りのち晴れ

2011-12-24 01:52:05 | Weblog

  7時、起床。ブログの更新をすませてから、黒糖パンの朝食。

  10時前に家を出る。今日は卒業生のS子さんの結婚式。会場は東京ディズニーシーに隣接したホテル・ミラコスタ。蒲田―(京浜東北線)-東京―(京葉線)-舞浜というルートで行くか、蒲田―(京浜東北線)―大井町―(りんかい線)―新木場―(京葉線)―舞浜というルートで行くか迷ったが、後者は未経験なので前者にしたが、これはよくなかった。東京駅での乗り換えで時間を取られ、舞浜に着いたときは結婚式の開始の時間(11時)まであと15分となっていた。舞浜駅からはディズニーリゾートラインというモノレールに乗ってディス二ーシー・ステーションまで行くのだが、モノレールは時計と反対回りに動いていて、もし時計回りであれば1駅なのだが、反対回りのために3駅である。ディスニーシー・ステーションを降りた時点で後5分。もう間に合わないのは確定的なので、写真を撮りながらホテルまでの道を歩く。海辺だからということもあろうが、寒い。風が冷たい。ホテル・ミラコスタは豪華な内装のホテルだが、ロビーはとても混んでいる。なにしろ連休の初日である。

  結婚式場の入口までなんとか辿り着く。すでに式は始まっていて、しかるべきタイミングを見計らって(係の方に誘導されて)、チャペルの中に入る。陽気なイタリア人の神父さんの声が響いている。純白のウェイディングドレス姿のS子さんがいた。

 

  結婚式は30分ほどで終り、披露宴の開始までの間、控え室でS子さんの学部時代の同級生たちとおしゃべりをする。

  披露宴は12時から始まった。最初に新郎のウェルカムスピーチ。新郎のRさんとは初対面だが、誠実な人柄が感じ取れた。S子さんからうかがっていた通りの方である。新郎の上司の挨拶があって、続いてケーキ入刀。ここでディズニーのキャラクターが登場して、大いに盛り上がる。私もミッキーに促されて、席を立って、写真を撮る。新婦側主賓であるが、フットワークは軽い。

 

  続いて、私がスピーチと乾杯の発声。テーブルに戻ると、同級生のIさんがちょっとウルウルしている。私のスピーチがそんなに感動的だったのかと思ったが、その後も、Iさんは要所要所でウルウルしていた。涙腺が弱いのかもしれない。

  料理が運ばれてきた。卓上に置かれたナプキンがミニーマウスの形をしているのから始まって、料理のあちこちにキャラクターが隠れている。

  新郎新婦はお色直しで退席。二人のこれまでの人生のスライドが映し出される。大学時代のS子さんが振袖姿で教室で私と並んで撮った写真も登場した。S子さんのご両親が私のところへ挨拶に来られた。お母様は大変お美しい方で、私が「S子さんが美人なのはお母様似でいらっしゃるからですね」と言うと、大いに照れておられた。

 

 

 

 

  お色直しをした新郎新婦が再び入場。キャンド・サービスで各テーブルを回る。メインのキャンドルの形もミッキーマウスを模している。

 

  披露宴は2時間ほどでお開きになる。ホテルからディズニーシー駅までの道すがら、振り返って、宴のあった場所を写真に撮る。相変わらず寒いが、雲の切れ間から青空が顔を出していた。

  どうぞいつまでもお幸せに。


12月22日(木) 晴れ

2011-12-23 09:00:24 | Weblog

  8時、起床。ベーコン&エッグとご飯の朝食。うちでもご近所でも、いま、山茶花が咲いている。

  今日は大学に出る前に、飯田橋のギンレイホールで映画を一本観た。『人生、ここにあり!』というイタリア映画だ。ずいぶんベタな邦題だなと思って、原題を確認したら、「シ・プオ・ファーレ!」(やればできる!)で、元来がベタなのであった。1980年代のイタリアで設立された就労生活共同組合で働きながら地域社会と共存する精神病患者たちの姿をユーモラスなタッチで描いた作品である。本国では54週にわたってロングラン上映され、40万人を超える動員を記録した。涙あり笑いありのストーリーで、大ヒットしたのもうなづける。実話にもとづいているそうだが、実際はもっと紆余曲折というか、もっとゴタゴタしたところがあるのだろうが、ドキュメンタリーではなく、エンターテイメントとして描いたところがこの作品の功績である。

  昼食は「志な乃」という初めて入る蕎麦屋のごぼう天うどん。大葉とごぼうの天ぷらが別皿で出てくるので、天ぷらのカリッとした食感を味わってから汁に浸して食べることができる。汁は上品で少し甘め。また来たい店である。

  デザートは「紀の善」の田舎汁粉。久しぶりの和の甘味だ。

  今年最後の授業は6限の「ライフストーリーの社会学」。テーマは女性の社会進出。家庭内暴力の話とどちらにするか迷ったが、年内最後ということもあり、受講生が元気になる話の方がよかろうと判断した。

  TAをしてくれているゼミ生のNさんと「五郎八」で夕食。合宿のときの裏話を聞かせてくれた(へぇ、なるほどね)。私はカレー南蛮うどん。Nさんは力うどん。昼食に続いてのうどんだが、寒い日はうどんが食べたくなるのだ。

  今日は冬至。地下鉄に乗る前に、穴八幡に寄って、一陽来復の御札を購入。昼間は長蛇の列ができていたが、さすがにこの時間になると、並ばずに購入することができる。本日の24時にこれを家のしかるべき場所に貼るのである。露店がたくさん出ていて、馬場下の交差点では、若い女性の二人組みが「何かしら?」と語り合っていたので、「これはですね・・・」と説明してさしあげた。大変興味深げに話を聞いていただけた。


12月21日(水) 曇り

2011-12-22 02:40:45 | Weblog

  8時、起床。明太子でお茶漬けの朝食。

  9時に家を出て、大学へ。今日は会議日。

  10時から基本構想委員会。基本構想委員会にお弁当はつきものだが、今日は昼前に終る予定で、お弁当はなし。

  ミルクホールでコロッケパン、クリームパン、アメリカンコーヒーを購入し、教務室でそそくさと食べる。

  12時半から現代人間論系の助手の面接。

  1時20分からハラスメントについての講演会。

  2時から教授会。6時前に終わる。

  7時半から高田馬場の「一角」で教務の忘年会。まだ明日も授業があるし、来週の月曜日にカリキュラム委員会の打ち合わせがあるので、忘年会気分ではないのだが、「一角」の料理は美味しいから、よし。

 

 

 

 

  11時半、帰宅。風呂を浴びてから、明日の授業の準備。授業は明日が年内最後である。