フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月7日(金) 晴れ

2020-02-08 12:11:32 | Weblog

9時半、起床。

朝食は昨日を仏壇に供えてお稲荷さん(母の好物だった)。

内部業務(採点作業)が終わったので、外部からの依頼(投稿論文の査読)に取り掛かる。

昼食は「テラスドルチェ」に食べに行く。

ランチタイムを少し外れた時間だったが、けっこう混んでいる。

カウンター席に座る。目の前に動物の立体パズルがあるが、うっかりばらして元に戻らないと困るので、触らない。

たらこスパゲッティ・セットを注文。

食後にコーヒーを飲みながら、論文に目を通す。データの分析に私が使ったことのない手法が使われているので、それについて調べる必要がある。

店を出て、大学へ。

丹尾先生の最終講義の立看が出ている。演題は「図版、写真のことなど」。あえてさりげない、地味な演題にしているわけだが、それがかえって目を引くということもわかっていらっしゃる。

本部キャンパスでは人間科科学部の入試が行われている。

高田早苗記念研究図書館にはこの専用口から入る。

勝手口のような地味な入口。

エレベーターはない。三階には階段を上って行く。

図書館での用事をすませてから、リーガロイヤルホテル内のクリニックに先週の水曜日にやった再検査(胃の内視鏡検査)と追検査(ピロリ菌の呼気検査)の結果を聞きに行く。

ピロリ菌はもしあっても抗生物質を飲めばいいだけだが、内視鏡検査(組織検査)で悪性の腫瘍が見つかったら生活が一変してしまう。その可能性は低くても、この手の検査結果を聞く時にはいつもドキドキする。それと関連して、もしそういうことになった場合、ブログでそれを書くかどうかという問題はとくに中高年のブロガーには懸案事項である。特定のテーマにしぼってブログを書いている場合は、病気のことに言及しなくても書けると思うけれど、私のように日々の生活そのものがテーマのようなブログでは、それに言及せずに書くことは無理だろう。言及したくなければ、ブログを止めるほかはない。でも、私はたぶん書き続けることを選ぶだろうな、いや、実際にそうなってみないとわからないな、と待合室の椅子に座って考えていると、「大久保さん、診察室にどうぞ」と名前を呼ばれた。

結果は両検査とも異常なし。やれやれ。

帰宅の途中で蒲田の一つ手前の大森で下車。ホームから「sanno2198」に電話をして、ケーキがまだ残っていることを確認してから店に行く。

閉店時間(5時半)まであと40分ほどだが、客は私だけ。「今日は閑なんです」とマダム。2時に前の客が帰ってからいままで誰も来なかったそうだ。へぇ、そんなこともあるんですね。

本日のケーキは2種。1つはトロピカル焼き菓子。

もう一つは林檎(紅玉)のタルト。

う~ん、迷うところだ。連れがいれば、ハーフ&ハーフという手もあるところだが・・・。

一人で2つ頼んでしまった。小さめのケーキなのでいけると判断した。

林檎のタルトだが、タルトタタンとは違う。林檎の原型が残っているタルトだ。ヨーグルトを添えて。

トロピカル焼き菓子にはココナツ、パイナップル、バナナが入っている。両方頼んでよかった。

珈琲はマダムにお任せでガテマラで。

閉店時間を10分ほど過ぎたところで席を立つと、女性客が駆け込んできた。先日もいらした常連の方だ。今週は3回目とのこと。「仕事終わりに帰宅する途中で、寄れる日は全部寄ることにしているんです」とのこと。本当にサードプレイスなんですね。

というわけでは、私は最後の客ではなく、最後から二番目の客になった。

6時半に帰宅。

夕食は豆腐入りの鶏鍋。白菜、長ネギ、椎茸も入っている。

食事をしながら前田敦子主演のドラマ『伝説のお母さん』の初回(録画)を観る。ロールプレイングゲームの画面が多用される。魔王に立ち向かう子連れの魔女というのが彼女の役どころなのだが、ゲームの中の世界という設定なのかしら。次回も観るかどうかは微妙である。

2時半、就寝。


2月6日(木) 晴れ

2020-02-07 12:44:01 | Weblog

8時半、起床。

カレー、トースト、サラダ(+ゆで卵)、牛乳、紅茶の朝食。

今日の『スカーレット』。7回目のトライでついに穴窯は成功し(望んでいた自然の色を手に入れた)、喜美子は陶芸家としての名声を獲得する。そして7年。一人息子の武志は高校2年生になっていた。いきなりのイケメン登場である。八郎が去って生じた空虚をこれから彼が埋めることになるのだろう。

全部の担当科目の成績を付け終わる。昔であれば手書きの成績簿を事務所に持って行ったものだが、いまはネットから入力し、「確定」ボタンを押して完了である。

昼食をとりがてら散歩に出る。晴れているが、風が冷たい。

温かいうどんを食べようと「そば新」に入る。

「天玉そば/うどん」と印刷された食券(440円)を購入。蕎麦かうどんかは食券を渡すときに告げるシステム。「うどんで」。うどんは暖かいものに限る。蕎麦はあたたかいものもいいが、冷たいものの方が好み。

「立ち食いそば」と呼んでいるが、椅子に座って壁に向かったカウンターで食べる。椅子がないのは駅の構内の立ち食い蕎麦屋くらいだろう。

注文したものができると、「天玉うどんのお客様!」と呼ばれる。

駅の東口に出て、宮之橋を渡る。

川面を冷たい風が吹いている。

軽めの昼食にしたのは「カフェ・スリック」でお茶をするつもりだったからである。「そば新」を出たときに電話して席があることは確認済み。

白味噌のシフォンケーキにしよう。

ニューヨークで仕入れた紅茶が店に出るのはもう少し先だそうだ。いま、メニュー(説明書き)を作成中。

白味噌シフォンにはダージリンがお薦めとのこと。

去年食べたときも感じたが、やわらかなチーズの風味がする(チーズは使っていないにもかかわらず)。「発酵」という共通点があるためだろう。ホイップクリーム、アイスクリーム、茹で小豆を添えて。

テーブル席では看護師さん(近所の大学病院だろう)と思しき3人の女性客がにぎやかにおしゃべりをしていた。私はカウンター席でマダムとおしゃべりをしながら。マダムは最近三島由紀夫の『春の雪』(『豊饒の海』第一巻)を読み始めたそうだ。アメリカに行ったとき日本文学を勉強している若者に「三島を日本語で読めてうらやましい」と言われたことがきっかけらしい。

アメリカ旅行のお土産にブックマークをいただく。ありがとうございます。

カフェ併設のギャラリーは毎週末の開店。

「風の谷」をコートの前ボタンをしっかり締めて歩く。

夕食は「ちよだ鮨」でテイクアウト。

握りとお稲荷さん。

食事をしながら『プレバト』(録画)を観る。梅沢の「永世名人」挑戦は失敗に終わる。それも「現状維持」ではなく「一歩後退」。厳しい。語感としては、「永世名人」は「師範」ないし「師範代」(夏井先生の)を意味するだろうから、番組上も簡単には出せないだろう。梅沢は悔しがって(怒って)いたが、そのあたりのことはよくわかっているはずである。それに「永世名人」なんて称号をもらってしまったら、もう下手な句は作れないから、かえって重荷でしょ。

1時半、就寝。


2月5日(水) 晴れ

2020-02-06 12:47:32 | Weblog

9時、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

答案の採点を一応終える。「一応」といったのは、もう一度最初から見直すという作業が残っているからだ。400枚近い答案の採点作業だったので、途中で採点のレベル(厳しさ・甘さ)にぶれが生じている可能性がある。成績簿への単純な転記ミスということもあるかもしれない。だからチェックが必要だ。時間はそれほどかからないし、修正もほとんどないはずだ。

現時点の成績分布は、A+が10.2%、Aが32.5%、Bが41.9%、Cが10.5%(および若干のF=不可とH=未受験)。きれいな分布だ。意図して採点しているわけではないが、毎回、だいたいこういう分布になる。とびきりよい点(A+)をとるのは難しいが、単位を落とす(F)のはもっと難しい。

午後、散歩に出る。多摩川線で蒲田の1つ隣の矢口渡(やぐちのわたし)へ行く。この駅には大学生の頃、アルバイトをしていた塾があって、よく降りた。木造のホームの屋根の造りは当時と変わっていないように見える。

今日、ここに来たのは、ブログ仲間のkimimatsuさんのブログで、新しいカフェが出来たことを知ったからだ。

改札を出て、左側(踏切ではない方)へ。多摩川線、池上線、大井町線といった東急線沿線には駅前商店街がまだまだちゃんと残っている。活気があるというほどでないが、けっしてシャッター通り化はしておらず、のんびりとした雰囲気がただよっている。

「たま書店」は小さな新刊本屋で、昔からあった。店名は、猫の名前ではなく、多摩川の「たま」だろう(未確認)。

町の中華屋さん「桃園」。暖簾にはしっかり「中華料理」と書いてあるし、店名も中華店風だが、市内局番が3ケタのままの看板には「和洋」の文字が見える。丼物やカレーライスもありますということだろう。塾の仕事が遅くなったとき、夕食をここで食べた記憶がある。

「亀屋万年堂」。自由が丘に本店を構える「亀屋万年堂」は私がよく利用する駅の側にはたいていある。

商店街から左に折れて、右側にめざすカフェはあった。

「燈日」。「あかりび」と読ませる。

かわいらしい店である。

中年のマスターと若い女性でやっている店である(というのは後ほど勘違いであったことがわかる)。入口入って左の壁際に二人掛けのテーブルが3つ。

奥に6人掛けのテーブルと、壁に向かってカウンター式のテーブル。椅子は合計で14ある。

定食(和食)の食べられるカフェである。店名は松本の「栞日」を連想させるが、和定食ということでは同じ松本の「ユキ・リ」に似ている。

豚肉の甘辛味噌ダレ丼を注文。副菜はひじきの煮物。味噌汁は豆腐と油揚げ。

豚肉は食べやすい大きさにカットされ、甘辛の味噌ダレで炒められ、白ごまがかかっている。味噌ダレはご飯にもほどよくしみており、水菜との相性もよい。

ブレンドコーヒーは豚丼を頼むときに一緒に注文したが、スイーツも追加で注文する。

キャロットケーキとブレンドコーヒー。

キャロットケーキが白い帽子(フロスティング)を被っていて、さらにその上に店名を焼印したクッキーが載っている。

マスターに地元の方なのかを尋ねたら、お住まいは横浜の方で、最初、東横線沿線で物件を探したのだが、なかなかいいものがなくて、探索の範囲を広げて、ここにたどり着いたのだそうだ。そして、「娘と二人でやっておりまして、私は手伝いで、娘が店長なんです」とおっしゃったから驚いた。「そうだったんですか。お店のインスタグラムに写真や文章を載せているのはあなたですか?」と若い女店主さんに聞いたら、「はい、そうです」とニッコリされた。

支払いのとき、「いいカフェですね。きっと人気店になるでしょう。今日はフラリと来て入れたけれど、そのうちそういうわけにはいかなくなるかもしれません」と店主さんに言葉をかけた。「ありがとうございます。そうなるといいのですが」と彼女は言った。大丈夫、矢口渡は小さい駅だけれど、蒲田の隣だから、そちらからもカフェ好きの客が来るだろう(今日の私がそうであるように)。船出は不安なものですが、いつも笑顔を忘れないでやっていれば、客は集まって来るものです。

さきほど来た道を駅まで戻る。

蒲田方面は踏切を渡って反対ホームの改札から。

ホームのベンチでいただいてきた名刺を見る。ロゴはコーヒーカップとコーヒー豆のデザインの街灯で、なかなかお洒落である。

和定食が食べられて、20時までやっているというのはいい。不定休とあるが、月曜が休みのことが多そうである(インスタのカレンダーをチェックのこと)。

蒲田に戻ってくる。

家に帰る前に、「ティースプーン」に顔を出す。

ストレートの紅茶(ディンブラ)を一杯いただく。

開店一周年を記念して、ティーバックを配っていた。ディンブラかサバラガムワ。後者をいただく。

だんだん日が長くなっていく。

三階のベランダから西の空の写真を撮っていると、妻が仕事(講習)から帰ってきた。

夕食はカレーライス、サラダ、牛乳。

2時、就寝。


2月4日(火)晴れ時々曇り

2020-02-05 18:54:10 | Weblog

9時半、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

午後も2時を回った頃、散歩に出る。日は差しているが雲が多い空。

「ノザワBAKE」のあとに入るお店は決まったのだろうか。

公園の早咲きの梅の木にメジロのつがいが来て蜜を吸っている。

久しぶりの「HITONAMI」。

こんにちは、クドウさん。(オガサワラさんは今日はお休み)

ショルダーバッグにノートPCを入れてきた。

食事の注文をしてから、PCを広げて昨日のブログを書く。

注文した料理が運ばれてきた。主菜は鱈の粕漬け焼き、副菜は大根と人参と高野豆腐の煮物、菜の花と菊芋とキノコの炒め物。

食後に小豆と甘酒のぜんざい(ミニ)と豆乳カフォオレを注文。ブログの記事を書き上げてアップする。

「HITONAMI」を出て、池上通りの堤方橋から大森操車場行きのバスに乗り大森駅前で降り、ジャーマン通りを歩く。

鰻の「宮川支店」の角を左に入る(堤方橋からタイミングよく池上環上のバスに乗れれば、ジャーマン通りの馬込銀座で降りるのが一番近い)。

今日で4回目の訪問の「sanno2198」。自転車が停まっている。先客がいるようだ。

マダムが「先日はありがとうございました」と言う。私も「こちらこそありがとうございました」と返す。4回目とはいえ、今年になってからのことだから、ペースとしては「馴染みの店」である。

ハチミツ漬けのチーズを使った濃厚なチーズケーキと深煎りのボリビア珈琲。

野田直子という方の写真展(といっても3点だけだが)を開催中。

フランスの古い港町、サン・マロ。砂浜の波紋と空の雲の感じがいい。

先客は私より少し年配かと思われる男性で、カフェ巡りがご趣味とのこと。私と同じだが、違うのは、居酒屋もお好きなこと。エコーによる血管の診断のソフトの開発と販売をされている会社を経営されている。私が店に入ったときはカウンターで画集をめくりながら静かに珈琲を飲まれていたが、私が頃合いを見計らって「どこかの展覧会の図録ですか?」と尋ねたのをきっかけに、マダムも巻きこんで大いにおしゃべりが弾んだ。カウンター4席(増設すれば5席)の小さなカフェであるから、黙っている方がむしろ不自然である。この店は今日で5回目だというから、そういうおしゃべりカフェであることを承知で、社交を楽しみに来ているのである。彼が先に店を出て、その後に来た女性客も常連さんのようで、私とは初対面だが、当然のように私たちはおしゃべりをした。

閉店の5時半が近づいた頃、「では、お先に失礼します」と私は店を出たが、ショルダーバッグを置いてきてしまったことに気づいて再び店に戻ると、「まぁ、気づかないでごめんなさい」とマダムだけでなく女性客にも謝られる。「いえ、いえ、こっちがうっかりものなだけですから」と恐縮すると、「でも素敵なバッグですね」と言われる。社交とはかくのごときものなり。

ジャーマン通りを歩いて大森駅に行くと、なんと、前回(先週の金曜日)同様、人身事故が発生して京浜東北線はストップした。前回は京急の大森海岸の駅まで歩いたが、今回は大森駅前から池上方面行のバスに乗り、入新井四丁目(だったかな)で降りて(「昔日の客」の近く)、そこから歩いて帰宅した。

6時半に帰宅し、7時半に夕食。

「マーボ屋」でテイクアウトした海老のサクサクフリッター、秋刀魚の生姜煮(オクラ添え)、サラダ、ジャガイモとワカメの味噌汁、ご飯。

食事をしながら浜辺美波主演のドラマ『アリバイ崩し承ります』の初回(録画)を観る。舞台となる時計屋には見覚えがある。以前、別のドラマで使われていたのだろう。(調べたらロケ地は神奈川県足柄郡山北町のタケイ美容院だそうだ)

2時、就寝。


2月3日(月) 晴れ

2020-02-05 11:35:54 | Weblog

9時、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

近所の耳鼻科に薬をもらいに行く。今日は空いていて、受付をすませてソファーに腰を下ろし、週刊誌を手に取ろうとしたらすぐに名前を呼ばれた。めったにないことである。「ラッキーですね」と受付の方に言われる。

耳鳴りの方は先週の水曜日あたりから鳴りを潜めている。ゼミ論集の編集作業が終わったことと関連しているのかもしれないし、それはたまたまなのかもしれない。これまでも耳鳴りが一時的に鳴りを潜めることは何度かあった。その理由というかメカニズムはよくわからない。わからないけれども、睡眠が不足したり、不規則になることはよろしくないだろうことは確かなので、それは気を付けている。

昼食はカップ麺。

今日は耳鼻科に薬をもらいに行ったとき以外、外に出なかった。

夕食はシューマイ、鮪のやまかけ、シメジとスナップエンドウの煮物、味噌汁、ご飯。

今日は節分だが、豆撒きを忘れていた(豆は用意してあったのだ)。日付が変わる前に、玄関を開けて小さな声で、「鬼は外、福は内」と2回ずつ唱えて、豆を撒いた。残った豆は食べたが、年の数には足りなかったように思う。

2時、就寝。