温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

鳴子某所 ガソリンスタンドの湯

2012年09月23日 | 宮城県
温泉ファンにはすっかりお馴染の、鳴子某所にあるガソリンスタンドの湯でお風呂を借りてきました。拙ブログをご覧の方でしたら既にご存知の方も多いかと思いますが、基本的には公に開放しているお風呂ではないため、場所など委細の情報に関しては記述を遠慮させていただきます。



レギュラーガソリンを約40L給油して満タンにし、会計時に「お風呂に入らせていただきたいのですが…」と切り出すと、GSのおじさん曰く「ちょっと待ってもらいますけどいいですか?」とのこと。もちろん待たせていただきますよと返答すると、GSスタッフの方が裏手へまわってお風呂のセッティングをしてくださいました。
周囲を簾で囲ってあり、その中にSUSの浴槽がひとつ据え付けてあるだけの至って簡素な露天風呂。いい雰囲気ですね。B級感が好きな人には堪らない佇まいです。簾越しに国道を行き来する車が見える、ということは向こうからも丸見えなわけですが、まぁわざわざこっちを見てくるような人はいないでしょうね。


 
いつもは浴槽を空にしているらしく、入浴する時だけお湯を溜めているみたいです。裏手ではポンプが騒々しく稼働しており、ホースから源泉がドバッドバッと吐き出されていました。SUSの浴槽は安アパートに取り付けられているような一人サイズのもの。温泉成分が表面を完全コーティングしており(あるいは錆が覆っており)、すっかり赤茶色に染まっています。


 
一応シャワーもあるんですね。使いませんでしたけど…。
また、棚にはシャンプーまで用意されています。



コンクリブロックの塀の裏手にはコンクリのタンクがあり、その隣の小屋の中でポンプがカタカタ音を立てながら湯舟へお湯を送っています。


 
お湯を溜め始めてから15分くらいで入浴可能の嵩となったので、さっそく入浴です。
鉄錆系金気の味と匂い、そして何やら石膏系と思しき重い味が感じられ、油のような匂いも薄ら感じられます。とってもギシギシと引っかかる浴感です。



温度は38.7℃でして、ぬる湯好きの私のとってはたまらない湯加減であり、時間の経過を忘れてじっくりゆっくり浸からせていただきました。すばらしいお湯に感激。

入浴に際して満タン給油分の料金(約6,000円)を支払ったため、我が人生の日帰り入浴では過去最高の「入浴料金」となったわけですが、実際に給油が必要なタイミングでしたし、ついでにとっても良質な温泉にも入れたわけですから、個人的には万々歳です。いいお湯でした。ありがとうございます。


温泉分析表見当たらず

場所や利用方法等に関しては記述を控えます。

シャンプー類あり

私の好み:★★★


コメント (4)
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