3/24(月)千葉劇場にて。監督はショーン・プライス・ウィリアムズ。主演はタリア・ライダー。

主人公のリリアンは、少女から成熟した女性へと移る多感な季節を迎えている。この作品は、そんなリリアンの目に映る現代アメリカの影の部分をシュールに描いてゆく。やはり、アメリカはUnited Statesを直訳した「合州国」ではなく「合衆国」なんだ、と、改めて思わされた。相容れない文化や宗教を持った人たちが集まり、時に共有し、時には分断の中で、それぞれが合衆して(United)かろうじて一つの国が形成されている。そんな危うい世界を、リリアンはさ迷ってゆく・・・正直言って、眼をそらしたくなる映像や、あまりにも現実から離れている設定と感じるプロットもあった。が、表面に浮かび上がる上澄みばかりのテレビにはうんざりしていたので、たまにはこんな映画を観るのも悪くない。
以下は、千葉劇場のホームページより引用。
『物憂げな少女リリアンが繰り広げる、現代アメリカの闇を巡る奇妙な旅を描いたドラマ。サウスカロライナ州の高校3年生リリアンは、恋人トロイや親友テッサ、アナベルら同級生たちと一緒に、修学旅行でワシントンD.C.を訪れる。どこか物憂げなリリアンは、はしゃぐ同級生たちを冷めた目で眺める。夜、皆でカラオケバーへ繰りだした彼女たちは、陰謀論に取り憑かれた男による銃乱射事件に巻き込まれてしまう。派手なパンクファッションのケイレブに導かれて店のトイレに逃げ込んだリリアンは、大きな鏡の裏にある“秘密の扉”から地下通路を通って旅に出る。(2023年製作/104分/R15+/アメリカ)』

主人公のリリアンは、少女から成熟した女性へと移る多感な季節を迎えている。この作品は、そんなリリアンの目に映る現代アメリカの影の部分をシュールに描いてゆく。やはり、アメリカはUnited Statesを直訳した「合州国」ではなく「合衆国」なんだ、と、改めて思わされた。相容れない文化や宗教を持った人たちが集まり、時に共有し、時には分断の中で、それぞれが合衆して(United)かろうじて一つの国が形成されている。そんな危うい世界を、リリアンはさ迷ってゆく・・・正直言って、眼をそらしたくなる映像や、あまりにも現実から離れている設定と感じるプロットもあった。が、表面に浮かび上がる上澄みばかりのテレビにはうんざりしていたので、たまにはこんな映画を観るのも悪くない。
以下は、千葉劇場のホームページより引用。
『物憂げな少女リリアンが繰り広げる、現代アメリカの闇を巡る奇妙な旅を描いたドラマ。サウスカロライナ州の高校3年生リリアンは、恋人トロイや親友テッサ、アナベルら同級生たちと一緒に、修学旅行でワシントンD.C.を訪れる。どこか物憂げなリリアンは、はしゃぐ同級生たちを冷めた目で眺める。夜、皆でカラオケバーへ繰りだした彼女たちは、陰謀論に取り憑かれた男による銃乱射事件に巻き込まれてしまう。派手なパンクファッションのケイレブに導かれて店のトイレに逃げ込んだリリアンは、大きな鏡の裏にある“秘密の扉”から地下通路を通って旅に出る。(2023年製作/104分/R15+/アメリカ)』