文化逍遥。

良質な文化の紹介。

古今亭 円菊師匠を悼んで

2012年10月14日 | 落語
13日、古今亭 円菊師匠が亡くなった。84歳だった。

もう10年以上前になるだろうか、上野の鈴本で真打(トリ)をとったときに「唐茄子屋」をかけて演芸場がずいぶん湧いていたことを思い出す。けっして、うまい噺家さんではなかったが、独特の味わいがあった。これは、落語の方の符牒で「フラ」と言うらしい。「芸は人なり」という。その「人」の部分が、結局はフラなのだろう。

これで、五代目志ん生の直弟子と言える人はいなくなった。
昭和はすでに遠い。


Iwasigumo
秋の夕暮れ前の鰯雲。13日、携帯で撮影。
昼の日差しはまだ強いが、季節は移りゆく。
今週から仕事が忙しくなる。ありがたいことだ。ただ、ブログの更新は滞るかも。


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