13日、古今亭 円菊師匠が亡くなった。84歳だった。
もう10年以上前になるだろうか、上野の鈴本で真打(トリ)をとったときに「唐茄子屋」をかけて演芸場がずいぶん湧いていたことを思い出す。けっして、うまい噺家さんではなかったが、独特の味わいがあった。これは、落語の方の符牒で「フラ」と言うらしい。「芸は人なり」という。その「人」の部分が、結局はフラなのだろう。
これで、五代目志ん生の直弟子と言える人はいなくなった。
昭和はすでに遠い。
秋の夕暮れ前の鰯雲。13日、携帯で撮影。
昼の日差しはまだ強いが、季節は移りゆく。
今週から仕事が忙しくなる。ありがたいことだ。ただ、ブログの更新は滞るかも。