文化逍遥。

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13回目の3.11

2024年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム
 今年も、3.11がやってきた。

 2011年、東日本大震災のあの日、わたしは寝たきりになった母の介護をしていた。

 続く余震と、東京電力福島第1原発の事故のニュースの中で成す術もなく、うろたえていた。

 そして、その後の計画停電では、電動の介護ベットも動かなくなり、暗闇の中で母を抱き起し食事の介助をした。あの時、放射能汚染が広がれば、関東全域にも避難命令が出る可能性もあった。そうなったら、わたしは、母を置いて逃げられただろうか。今でも、時にそれを考える。忘れることはできないし、忘れたくない。

 2024年現在、原発事故により福島県7市町村に帰還困難区域が約310平方キロ残り避難者は2万9328人いる、と報道されている。


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