King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ルーブル展へ

2009年06月10日 00時22分55秒 | ライブ・コンサート・展覧会
実はこの日、阿修羅展も行くつもりだったのです。
ですが、すでに7日で終わっており、後は九州に回る
のだとか。

それだったら、奈良のほうが近いよね。

それでも、ルーブル展だけでも見る価値はあると
梅雨のような曇りの中出掛けました。



お出迎えはこの看板。

平日なのにこの行列です。

周りの彫刻を眺め、持っていった本を読み列に並び続けました。

清志郎の最後のロックショーに比べれば、100分なんてあっという間。

いや、かなりしんどかった。

腰痛い。

ルーブルの至宝。うーんこんなの一部なんだから。

印象に残ったのは、レース編みの絵。

それと水道橋博士によく似たあのにやけ顔。

せっかくここまできたんだから。

久しぶりに、モネも見て行こうね。

モネがこんなにあるのみんな知っているんだろうね。
レストランの睡蓮は混んでいたけど、常設展はガラガラ。
ゆったりとモネを堪能。

東京都美術館の日本の美術館名品展も当初みようと
思っていましたが、ここでこれだけモネとセザンヌを
見ればもうおなか一杯。

最も見たいのは、ゴッホの『雪原で薪を集める人びと』と
カンディンスキーだけ。

モネの積みわらは、モネ展で見たよね。

というわけで、国立博物館のレストランで食事をして
次は、恒例の谷中へ



いつものように、昭和にタイムスリップしたような路地と商店街を
散策。

もちろんアップルパイも買いました。


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幻想曲の夜

2009年02月22日 13時21分21秒 | ライブ・コンサート・展覧会
このピアニストのピアノを聞くのももう五回目になります。
はじめ街中に貼られたバッハ平均律のコンサートというものを
みて、こんな田舎で平均律だけの全曲コンサートなんてどうした
ことかと思い出かけてそれ以来、高橋望のリサイタルや出演が
あると聞きにいくようになったのです。

こんな田舎で本格的ピアノの生演奏を聞けるなんて大変幸せな
ことといつも感じます。
それに伴う少しの不満もいつも必ず感じるのですが、結局満足感
の方が強く、多少の不満は目を瞑ることになります。

昨日の夜は、バッハ、モーツァルト、シューマンの幻想曲ばかりの
リサイタルです。

いつも思うのは、前半は全般的な展開と、後半で佳境に至る
曲の醍醐味を堪能する感じの構成が多く、今回もそれぞれの
音の仕組みを考えていたら最後まで幻想曲は結局こうだよと
言うものを畳み込まれて終わった感じになりました。

いつもの体中に曲が流れるような感動と衝撃より、今回は
あっという間に終わってしまった、いつもより物足りない
そんな感じもしました。

夕食に向かった外はあまりに星がきれいで、とても寒い
日でした。
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完全復活!忌野清志郎

2008年02月10日 23時34分05秒 | ライブ・コンサート・展覧会
ついにこの日がやってきました。
2年も忌野清志郎のライブが見られなかった
のです。実に長く辛い日々でした。
しかし、必ず復活してくれると信じていた
とおり、以前と変わらずパワフルなステージを
みせてくれました。

青森から帰り、雪がドカドカ降ってきたので、
これは明日電車が止まったらどうしようと心配
しましたが、それもなく予定通り、武道館に向かい
ました。会場が5時なので30分に席に着けるように
ゆったりといったつもりでした。しかし、九段下の
ホームからすでに渋滞がはじまり今までこんなことは
ありませんでした。

出口から歩道の人ごみに飲まれるというのは普通
ですが、電車から降りたらすでにみんな出口2番に
向かっており、駅員は帰りの切符を買っておけともう
帰りの混雑を心配しています。
開場しているので、いまだに入りきれずにあふれる人は
何をしているのでしょう。グッズを買う人達なのでしょうか。

ダフ屋の姿も見かけませんでした。普通の女の子が
券を譲ってくださいという手書きの紙を持っているのを
2人見かけました。ネットではかなり売りますという情報が
あったのでこんな間際に何をやっているのという感じです。
開演の6時になっても席の7割位しか埋まらずはじまるから
席に着けというアナウンスがあってもなかなかそれから始まらず
突如スクリーンに清志郎の闘病の時の写真が出て、段々
毛が生えてきて、観客が沸いてきます。

2年間よく寝たと起きだした清志郎が武道館に向かいます。
そして、。

こんな立ち見までぎゅうぎゅうの武道館を見るのも久しぶり
です。

私は西の2階スタンドの真ん中らへんです。本当にステー
ジの真横で、スクリーンもあまり見えない位置です。
いつもの呼び込みの親父がMCをやり、いきなりはじまり
ました。音が出たらそれからずっと全館立ちっぱなしの
のりのりの3時間でした。

セットリストはざっとこんな感じで、

1.JUMP
2.涙のプリンセス
3.誇り高く生きよう
4.ダンスミュージック☆あいつ
5.NIGHT AND DAY
6.デイ・ドリーム・ビリーバー
7.いい事ばかりはありゃしない
8.君が僕を知ってる
9.チャンスは今夜
10.ぼくの好きな先生
11.私立探偵
12.多摩蘭坂
13.毎日がブランニューデイ
14.コーヒーサイフォン
15.GOD
16.スローバラード
17激しい雨
18.ドカドカうるさいR&Rバンド
19.キモちE
20.Baby何もかも

アンコール
1.よォーこそ
2.ROCK ME BABY
3.雨あがりの夜空に

さらにアンコール
1.LIKE A DREAM

たまりませんねえ。

いやすごかった。
ツインドラムにツインギターと豪華にパワフルに
やってくれました。他のミュージシャンに比べりゃ
ステージに凝った装置や金のかかった演出こそ
ないものの、満館の武道館でやれたということだけ
でもう満足です。

上から見てると頭の禿げ上がったオヤジや銀髪の老女
からぴちぴちの若い娘とか幅広いいろんな人がいて
面白い空間でした。
武道館BABY
も、もう一発行くかい
久しぶりに聞いて涙でました。
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重い手をみに

2007年06月05日 23時37分21秒 | ライブ・コンサート・展覧会
今日は、トレーニングはオフにしようと思いました。
さて何をしようか。実は昨日、庭の除草をしたら
手に発疹が出て猛烈に痒くなりました。これは毎年
恒例の行事のようなもので、庭にかせる木か何かがあるのです。
いつも長袖、帽子、長靴、サングラスと防備をするのですが、
この間は、軽く初めてTシャツで帽子もかぶらず、直ぐにその夜に
発疹が出ました。それが3日で、次の日に中途半端な庭を
眺めてさらに徹底して除草しました。まだ、北側と東側がまったく
手付かずで、むしった草はそのままです。
二日目の夜に痒さがどんどんまして、朝起きてみるとかなり病的
な様相を呈しています。

まあ1週間もすればいつも消えるので、そのままにして今日は
何をしようかと新聞を開くとあの絵が目に入ります。
その絵とは、鶴岡政男の『重い手』です。これを街でポスターで
見たときから強い衝撃と今の気分そのままの絵だと思いました。
それが、17日まで群馬県立館林美術館でやっているとの
ことです。館林は何度も行ったところです。しかし、美術館など
有ったのでしょうか。ネットでさらうとバブル期の箱物行政の賜物と
してなぜか館林にできたということで評判は芳しくありません。

ただ、私はあのポスターを見たときから見てみたい絵だと思って
いたので、新聞に後を押されるように、昼頃でかけました。
途中色々話題に上っていためぬま道の駅にも寄りました。
これは期待ほどのこともなく、使いづらいセンスのない建物で
まだ秩父の道の駅の方が内容や出店の方の努力ともみる物が
あります。いつもは茂林寺のほうから入りますが、ナビのとおりに
行ったため刀水橋を渡り354号から行きました。
そして、大きな松林が見えて思わず車を止めて森の中を少し歩き、
彫刻の点在する小道を辿ります。

近くにこんな森があるといいなあというところです。
美術館はこの森のすぐ近くで、公園の駐車場が美術館の駐車場
のようです。徒歩では簡単に入れるのに、車だとよく解らない変な
アクセスです。建物もなるほどバブル仕様の無意味な建物で、
先日の山梨県立美術館とは大違い。いつも思うのですが、なぜ
建築様式が何のポリシーもなく、何かに寄ったとか無意味に金を使って
いると感じる建物ばかりが作られるのでしょうか。それに、日本なのに
日本的なよさとか、使い勝手とか市民に愛されるという点は度外視
され、とにかく金を使い意匠を奇抜にすることだけに精力を使った
物が多すぎます。

自治体の姿勢とか力量が表れるという感じです。しかし、テーマパークの
ような、万博に有りそうなこの建物は一度は訪れてみるべきでしょう。
山梨の何度も足を運んで楽しめるという感じより、この展覧会がある
から行って見たという、展示内容に頼る美術館でしょう。今回の鶴岡
政男は、私はすばらしい展示だと思います。全国の美術館に散らばる
鶴岡政男の作品が一同に介しているということで、見る価値があります。
ただ、私はこの作家のように画風がころころ変わる作家は好きでなく、
流行や自身の中の心とか精神が、確立されていないようなそんな危うさ
を感じます。それでも、戦後という虚脱した精神から、急激な復興と
めまぐるしい時代や美術界でも求められるものが激しく変わり、そこを
生きた作家ということで見ればこれこそは激動の昭和の生き証人で
あり、テレビや映画などが語れなかった日本人の心がここにあると
言ってもいいでしょう。

私が好きなのは、『重い手』であり、カンデンスキーの影響を色濃く強く
残す作品でありながら、構成や奇抜さと表現力は独特の説得力が
見るものの心を掴みます。魂を揺さぶられるという印象派の絵画群と
違い、自分の心を言い当てられたような、ビクッとさせるインパクトが
あります。膨大な作品群をざっと見た後にもう一度見たいなあと思い
ながら、美術館のレストランで一服します。前面がガラスの明るい
レストランですが、景色がつまらない人工的な芝生がただ広がり、
無粋な肥料やりの車とクレーン車と野球場のライトと何を狙ったのか
意味のない風景を見つつ、ボーとします。

とにかくお金だけはできてからもかかりそうな美術館です。
建物は、別館などはヨーロッパの古い農家の倉庫のような
趣で、実に金がかかっていますが、やはり建物の意匠や作意は
意味不明です。使っている石は気に入りましたが。
まあこのように歴史的背景とか、風土をまったく無視した西洋風な
モチーフと近くには、味わうべき沼や田園風景と松の森という
また何かあれば出かけとみようというちょっと散歩気分の美術館
探訪でした。
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小椋佳 歌談の会へ行く

2007年03月20日 23時40分51秒 | ライブ・コンサート・展覧会
いつも走っている公園で、小椋佳が来てコンサートを
開きました。
かねてから券の手配をしてあり、お友達と出かけました。
といっても、この日は用事を済ませた後、午後一時から
いつもどおりこの公園を二往復しております。
そして、いつも通るサイクリング道路から見える音楽堂に
あの小椋佳が来るのかと思いました。

忌野清志郎がガンに倒れて、すっかりコンサートからはなれて
生の歌を聞くのは随分久しぶりです。
小椋佳の唄は、私の青春時代そのもので、折々に歌った歌も
数多くあります。
というわけで、わくわくで出かけたのですが、いざ始まってみると
なんとも落胆してしまいました。
ピアノとギター、それにシンセサイザーというバックはそれだけで
ボーカルが小椋佳ただ一人というこじんまりとした構成で
セットリストが

1.さらば青春
2.俺たちの旅
3.シクラメンのかほり
4.夢芝居
5.未熟な晩鐘
6.約束(歌語り)
7.愛燦燦
アンコール
8.山河

という内容でした。
会場は、700人弱位の規模でこじんまりとしているホールです。
この間の『フラガール』と同様、周りの顔をみるとおじいさんやおばあさんばかり
です。
歌う小椋も63歳とのことで途中のMCもやれ肩が痛いとか
物忘れがひどくなったとかそんなものばかりです。
27から歌を作り、2000を越す楽曲があるといいます。
この日の話で印象に残ったのは、ハンカチの唄という童謡を短調で
作り直したら夢芝居になったということと、お蔵入りのボツ唄を布施明
にB面曲として渡したら、それがヒット曲になったと言うあたりです。

そんな話は興味深かったものの、唄は特に聴くところもなく、
ソングライターとしての力は感じるもののパフォーマーとしての力は
そんなに見るべき物もなく、淡々と終わった感じでした。
帰りの人ごみから聞こえる歌唱力がよいとかいい歌とかいう
言葉がお年寄りの間から聞こえていました。
私には、やはり中村雅俊や布施明や美空ひばりが歌ったから
大ヒットになったんだなあと感じました。

今でも、日本各地をツアーしている行動力と創作活動には
敬服いたしますが、ユーミンのコンサートを聴いたときと同じ
感想を今回も持ちました。

それでも、コンサート後友人たちと楽しい食事をし特別な日となり
ました。コンサートもこんな小さな規模がいいかもしれません。
普段行くライブなら、この位の会場に2000人とか3000人も
詰めて行われますが、この日のように最後まで座ってゆったりと
過ごすのもいいかもしれません。
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