King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

いつもの喫茶店

2004年11月16日 23時53分22秒 | 日々のこと
今日のランニングは、いつもの公園のサイクリングコースを3往復です。
約20キロあります。先月の挑戦で2時間を切り、今回はさてどうなるか。
結果は、無事2分更新しました。すっかり銀杏並木の葉が落ちて、人も
少なくなったのかと思いきや、逆に人は多くいました。ランナーも
いつも以上に多くいました。

今回も音楽を聞きながらをやめて、走ることだけに集中しました。
一往復が終わる頃には、呼吸も落ち着きいくらでも走れる感じが
でてきました。しかし、最後の帰りで足が絡まるようなひざが
がくがくしだす感覚があり、筋力的に限界なのかこれ以上の距離は
走れないのかもしれないという予感がしました。

目標は、フルマラソンなのでまだ半分も走ってないのにこの調子では、
先が思いやられます。足の裏も打撲痛のような痛みがあり、肉体的にも
かなり応えます。何回かこの20キロを経験したら次はどこか30キロの
コースを見つけて挑戦してみようと思います。

午後は、いつもの喫茶店で個展を開いている人がいるというので
行って見ました。友人と訪れると手作りの額縁に入った水彩画のような
絵が10点くらい飾ってあります。それぞれ題と値段が入ったカードが
貼られています。絵はどれもパッとしません。特に目を引くものもなく
午後のコーヒータイムを楽しみました。

この喫茶店は、禁煙でメニューにはコーヒーしかありません。
お菓子などの持込が許されていて、若いカップルなどがケーキ
持参で訪れると結構マスターのお話が聞けるようです。
改めてマスターの顔を見てみると変わらずいつもの顔と話で
自分もここに通い出して27年も経つのかと不思議な感覚を
覚えます。

ここの名物のひとつに、自分で入れるコーヒーというのが
あると聞きました。趣旨が今ひとつわかりかねましたが、
今日そのコーヒーを勧められた人の話が聞こえてきてどうやら
本物のコーヒーの入れ方を教えるデモンストレーションのよう
でした。マスターの流儀では、最初の一投目で泡立たせ過ぎない
というのがあるようです。私は、とにかく一投目で蒸らし
豆を膨らませ、なおかつ落とす時間をかけないというのが
最良のコーヒーで豆は、ブラジルサントスの中挽きが最高と
思っています。

今日もブラジルサントスでした。この豆なら下手な人が入れても
あまりまずくなりません。逆に酸味や苦味が強いものは、入れ方が
まずいと飲めません。特にそれらをブレンドして意図したものは、
入れ方がまずいと意図した味になりません。中庸になるように味
のハァーモニーを意図するのであれば、最初から完璧に中庸な
豆にかなうわけがありません。とすると、ブレンドはもっと特殊な
味わいがあるはずです。

ですが日本の喫茶店でブレンドというと一番安くてどうでもいい
コーヒーを指している事が多く、日本の喫茶店のレベルを下げている
原因になっています。焙煎や豆の質にもより、味はすぐ変わってしまい
ますが、あそこでしか飲めないコーヒーというのは年々減ってしまう
傾向のようです。どこでも出る機械で入れたコーヒーが最近はとても
まずくて、泡立てたりミルクも泡立てて入れたり、どんどんコーヒーと
は違うものになっている気がします。

でも、私が通う喫茶店がまだあるということは、私と同じようにコーヒーを
愛する人がいるということです。それはとてもうれしいことです。
コメント
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