King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ロケッツ対キングス

2004年11月26日 19時36分44秒 | 日々のこと
November 23, 2004
ARCO Arena,
Sacramento, CA
Attendance: 17,317

FINAL    1 _  2_  3_  4_   T
Rockets _ 25_ 23_ 29_ 19_  96
Kings _   27_ 23_ 24_ 28_  102

今シーズン初めてのキングスのNHKの放送でした。
ディバッツがレイカーズに出て、センター陣が手薄になったかと
思いきや、ジャズからグレッグオスタークが来て、選手層が
さらに厚くなった感じです。プレースタイルも好きなチームです。

とにかく選手の個性と各プレーヤーの持ち味がそれぞれかみ合った
すばらしいオフェンス力のチームだと思います。第2Qが終わった時点で
キングズ若干のリードでした。しかし、見る限り余裕というか、
余力を残した試合運びで、もう勝ったような感じを受けました。
レイカーズとのファイナルも見ごたえがありました。今後、西の強豪と
言う位置は当分変わらないと思います。

一方のロケッツは、ヤオミン主体のセットオフェンスとT・マックの
爆発的得点力がまだかみ合っていない感じです。依然見たときより、
後半に入り、本来のオフェンス能力が垣間見れました。彼の得点能力と
ヤオミン中心のセットが複合的にかみ合っていくのか、それともその場
その場で、出ているメンバーで機能させていくのかまだ解りません。

後半は、ヤオミンのゴール下でのワンオンワンとマックの早い攻めと
個人技で徐々に点差を広げました。しかし、離されそうになってもストヤコビッチ
や新加入のオスタークのプレーでついていきます。タレントの豊富な
キングスは、センターのブラッドミラーが先発になり、機能的な動きの
攻めが増えた感じです。後半の目玉は、ボビージャクソンの攻めです。
連続3ポイント3本を決めるなど、彼の勝負強さが発揮されました。

以前の得点力からするとまだ点数的に低い状況ですが、ここで点がほしい
場面で確実に決めてくるところはさすがです。気になるのは、クリスウェーバー
の得点が少ないことです。彼の得点能力なら、セットからでも動きのある攻めでも
どちらでも入れてくるのに、なぜか動きも元気なく、得点も伸びません。
センター陣の積極的な働きが目立ち、アシストに周ったのかファンにしたら
物足りない試合かもしれません。

私は、チーム的に見ればこれは進歩だと思います。クリスウェバーは、昨シーズン
故障でほとんど出れなくて、今年もいつ出れなくなるか解らないというところです。
いつも攻めまくり100点ゲームで、見ているほうも面白い試合をしますから、ホーム
でチケット売り切れが続くというのもうなずけます。

ロケッツは、ヤオミン中心の攻めばかりを重視することなく、Tマック中心にシフト
すると思います。出ている時間が、マグレディの方が圧倒的に長いですし、彼とヤオが
合わないのであれば、点が取れるほうにあわせるのが合理的です。監督にすれば、顔と
してのヤオミンを中心にこれからもやるつもりかもしれませんが、実力ではるかに
勝るスピードあふれる攻めにある程度その流れの中で彼を中心にしないとチームが
分裂してしまうでしょう。それも監督のたずなひとつです。

ロンアーチストについて、解説の北原氏の彼がシーズン中2ヶ月試合を休みたいと
申し入れていたことを出してモチベーションが落ちていたからだという話があり
これは現地ならではの話で他のソースでも聞いたことがなかったので、新鮮でした。
この日のビデオでも、暴行シーンが流れかなりの激しいやりあいが映りました。
その中で、ミラーがスーツ姿で他の選手を止めているシーンが印象的でした。エース
の座こそオニールに譲りましたが、チームの顔であり、勝負強さと卓越したロングシュート
はまだまだ健在です。生涯1チームを続ける彼がこの事件をどのように感じたのか
それも自分は、ユニフォームでないときに起きた試合でどんな気持ちでいるのか
ぜひ聞いてみたいです。
コメント
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