King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

雨の午後に飲む珈琲は

2017年06月21日 15時13分45秒 | 珈琲
全く梅雨なのに雨のない今年ですが、ついに
梅雨らしくなってきました。

こうなると夜のランニングをどうしようかという
ことを考えねばなりません。

その前にいつもの方が珈琲を取りに来られ色々と
お話をしてさて珈琲は何を飲むかということで
焼きたてのニカラグアを淹れました。

ニカラグアは好きな国ながら最近はいい豆がなく
今回は秘蔵の豆を焼くことになりました。

というのも何年か前はレギュラーのエルレクレオが
あり、これはいつでも買えてありふれたもので値段も
安いという日常に飲むのに適したブランドでした。

それすら今では入ってこなくてやたらと高い何々農園
というのがたまに見かけるだけになりました。

そのほとんどは知らない農園名で何の豆かもよく
解らないのがほとんどです。

秘蔵の豆としてはバカマラとジャパニカとあとピーベリー
とどれも今では手に入らないものばかりでどれも印象的な
酸の味とフルーティーな柑橘系の刺激があり、どれも
とても味わい深く複雑で様々な印象を残します。

こんな雨の午後にはよい珈琲です。

こういう珈琲にはやはり良い聞き手と思い出が
似合い、ついこの珈琲を飲みながらこんな話をしたという
記憶まで味と一緒に残ります。

ですから、最後の一口を飲み干したとき、あの時
あの人とこんなことを話し合ったとか昔の時代と
事件とともにそうこの味だよという思いが沸き上がり
ます。

売るのが惜しいと秘蔵した豆も指名とともにひっぱり
出せばやはり売らないわけにはいきません。

最後の豆を焼いたというのがここ何日か続けてあり、
試飲すらできないほどの希少豆もあるときがあり、
そういうのはやはり在庫のボードに目をやるお客様も
目ざとくお買い求めになります。

昨年の不作のブラジルもやっと見つけた大粒豆は
次はいつ入るかと思い大量には焼けませんでしたが、
もう在庫がなくなっても今年の出来に不安がなくなり、
残り少ない在庫も気にせず焼くことができます。

エルサルバドルの希少種もここのところ入っています。

これからの気候の変動に合わせ変わった豆で乗り切って
見てはいかがでしょうか。
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