King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

『フォーリングウォーター』ふたたび

2020年05月27日 13時07分10秒 | 映画

シーズン1を見て強い印象を持ったこの『フォーリングウォーター』ですが、シーズン2の

配信があるのは知っていましたが、なかなか見始められませんでした。というのもすっかり

ストーリーを忘れてしまい、謎の団体と夢の中の子と刑事タカと寝たきりの母と緑の靴の

宗教団体とか特殊部隊出身の男とFBIとか起きたことは大体つかんでいるものの途中になった

話の伏線とか結論のないままのものも多く、結局どうしたんだっけというイメージが残り

見始められなかったのです。

 

余り寝不足でなく、気分的にも仕事の時間的にも余裕のある時にと取っておいてやっと先週あたり

から見始めました。すると主人公クラスの味方としてタカ、特殊部隊の男と、夢から救った男の子と

その母親が善玉で謎の団体とその殺し屋のようなシャドーマンなる謎の男との攻防が始まります。

 

そもそもみんなが追っていた男の子は世界を変える力があるという特殊な存在でその母親が

息子を取り戻してシーズン1は終わっており、よいよその男の子の能力とかさらに夢から広がる

世界がどうなっていくのかと始まったシーズン2ですが、何か方向性の定まらないようなぐらぐらと

はぐらかされ続けるような物語となってしまっています。

 

一方dlifeからの引継ぎでみたメンタリスト、エレメントリーは安定した面白さがあり、どちらも

新たな波乱を含みつついよいよ最終シーズンというところになりました。そちらはまたまとめて

感想を書くとして、同時に見たものとして『ハッピーバレー復讐の町』というBBCのドラマが

強い印象を持ちました。

 

これはイギリスの田舎町の警察官のドラマで娘が自殺してしまい孫を面倒見ることになり、刑事を

辞め制服警官に戻った女性の話です。孫が学校で面倒ばかり起こし常に呼び出しを食らい善処を

迫られるシーンや田舎町なのに麻薬がはびこり、それを流しているのがギャングなどではなく、

一般の企業が支配して流しており、末端の売人程度は捕まるもののその実態は警察ぐるみで守られて

いて誰も手が出せないという設定です。

 

そんな中で、警察署の副部長という現場を指揮する立場にあり、現場を封鎖したり、証拠を確保したり

という末端の仕事をする中、かつては自分も捜査をしていて悪を防いでいたという自負心とか能力の

高さをにじませつつも現場で犯人を追いかけたり薬の売人に暴力を受けたりとボロボロになりながら

活躍するさまを描くのですが、部下を叱ったり捜査についてかつての刑事時代の捜査を指示もないのに

自身の娘を死に追いやった犯人の行動を追ってしまったりという人間臭いというか現実感のあふれる事件

と現場の感覚が新しい、というか米のドラマと違い主人公はくたびれた中年のおばさんで決して美人でも

スタイルがいいわけでもないし、潔癖な正義感や特殊能力があるわけでもないという現実感が漂うところ

に魅力があります。

 

ただ、気になるのはイギリスというか西欧先進国にこれほど麻薬がはびこっているのかという危惧と

議員が麻薬所持で逮捕されたのに日本では考えられない上からの圧力でなかったことにされるというシーンは

現行犯で決定的証拠が出ても権力と薬に甘いというのは本当かと思ってしまいます。

 

もともとキリスト教的には同性婚や離婚はタブーであり、それらが今段々合法として広がりつつあり、

大麻も尊厳死も安楽死も宗教的教義を越え法律として国が認めるようになってきています。死刑が廃止

されたり司法取引など巨悪のために小さい悪は見逃されたりとそんな捜査手法も世界では合法で活用される

べきものとされています。そういう世界の最先端を知る意味でも日本の制度に進歩を促すためにもこういう

ドラマは味わっておくべきだと思います。

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大画面の誘惑

2020年05月27日 11時09分17秒 | 珈琲

宣言解除となった秩父の夜は驚いたのは居酒屋など明かりが消えていた店が

即営業を開始していました。そんな中家族の誕生日の食事をしに出掛けましたが、

目当ての店はテイクアウトのみの営業で断られファミレスでの食事会となりました。

 

これはこれで普段はいらない店なのでまたこのコロナのせいということで印象に残った

食事会になりました。こまごましたことは省きますが、現代のようにあらゆる通信手段

や交通手段がない時代にも人々の意識というのが共通の自我のようなものがあり、それが

綿々と語り継がれて文明というものになり、人類の進歩も進化もそんなことでなされてきた

と感じるわけですが、グローバル社会から自国ファーストと世界の覇権にも先の見えない

ものが立ち込めだした現代に次に人類が見る夢は何なのかと思う食事会でした。

 

それから昨日その補填的なことを考えながら夕方の買い物をして夜の食事をしたわけですが

いつも見ているアマゾンビデオをパソコンでなくテレビで見ようかと考えだしました。

これは宣言解除で映画館も再開するとかいうニュースと映画館の映像をみたら映画館に行くこと

を考えたからかと思います。映画館は密にならないように座席を開けて座らせるとか

そんな内容を見ていたらいつも行くシネコンなどほとんど客がなく明るくなったら自分たち

だけだったことも多々あります。そんな現状に感染の心配より映画館の存続の方が大事だろうと

感じたわけですが、反面いつも見るビデオを大きい画面で見る欲求も湧いたのです。

 

それは何の気もなくみた4Kテレビの値段でした。つい先日4KTVを導入した人の話で聞いていた

値段は何十万もしたわけですが、ネットで見ると46型とか50型という普通の居間に置くサイズ

でも5万くらいであるのです。スマートテレビなどというネットにつなげるものだと最初から

アマゾンとかネットフリックスのボタンがリモコンにあり実に簡単にみられるとあります。

ただ、こういうネットでの購入だと自分で接続や今あるテレビの処理だとかが面倒でふみきれない

のと無事にちゃんとした製品が届くのかという不安も付きまといます。

 

ただ、このおうち時間とかstay homeの現代を考えたら給付金でスマートテレビを買おうかと

考えても仕方ないのかもしれません。ネットでアマゾンビデオをテレビで見る方法を見てみると

PS3でも見られるとなっています。つまり今持っているデバイスで実現可能の様なのです。

ついこの間、引っ越しの時にしまい込んだ先をまた探してランケーブルやwi-fiの子機やら

を探すのがいいのか、はたまた給付金でスマートテレビを買うのがいいのか、答えの出ない

ところに考えが迷い込んでいくのでした。

 

給付金以内で4Kのスマートテレビとハードディスクとそろえればぐっとおうち時間もグレード

アップするという考えに実に惹かれるものを感じた夜でした。でも朝になったら持っている

ゲーム機で本当に見られるのかとか、クロームキャストとかファイアーTVだと一万以下で

見られるのでそっちの方が倉庫からゲーム機と子機を探すより楽かとか考えだします。

そもそも4Kのテレビを買ってもアマゾンビデオはHD程度の画質なので今の環境で視聴環境を

整えるとしたら一番現実的な選択かなどとなかなか結論の出ないところに思考が迷い込み

現実にパソコン画面やスマホ画面ばかり見ている現在に嫌気が増す結果となりました。

 

友人知人には実際に給付金を手にしたり、休業補償や補助金を手にする人がいる一方

不安だけが増す個人事業主としてはやはり珈琲だけは裏切らないという今の供給体制を

続けることのみと思うのですが、どうなることでしょう。

 

まあこんな時にはいつものブラジルで整いましょう。

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