m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

大阪音楽大学音楽博物館①

2008-07-05 | 工場見学・社内見学&子連れイベント


大阪音楽大学音楽博物館では月に1、2度ガイドツアーが行われていて実際に様々な楽器に触れることができるというので訪れてみた。
この博物館は世界各国の様々な貴重な楽器を約二千点所蔵、その中から常時千点の展示が行われているという。入場はもちろん無料。
この日、ガイドツアーは結局私たち家族だけだったので、希望なども聞いてもらえた。
一応子供が興味を持てそうなもの、とリクエストすると、ピアノを習い始めた娘の為にまずは実際にピアノを弾き比べながら、古典ピアノの歴史の解説をしていただく。
やはり少しずつ音色が違う貴重なピアノを次から次へと実際に触れて、弾かせてもらうことができて娘も満足、ここはなかなかいい穴場な博物館だ!





まずはピアノの前身と言われる1700年頃のチェンバロ。
チェンバロはピアノと音の出方が違って弦をつめで引っ掻くことで音が出るのだそう。
鍵盤を叩くだけではピアノのように音の強弱はつけることができない。





クラヴィコードはチェンバロより更にピアノに近く、ピアノが普及する以前の鍵盤楽器でモーツァルト、ハイドンが活躍した頃まで一般的に演奏されていたそう。
鍵盤を押さえると細長い金属片が弦を打って音を出す仕組みで、弾き方の微妙な変化がそのまま音色に影響する。
音が小さいので表舞台に登場することなくピアノに道を譲ることに。





これはツィンバロンというハンガリーの楽器でバチで直接金属の弦を打ち鳴らすという、ピアノに仕組みが似た楽器。





スクエアピアノはモーツァルトが弾いていたピアノ。
覚えてないけど、映画アマデウスでもモーツァルトがスクエアピアノを弾いてるそうだ。





シーボルトが初めて日本に持ち込んだ最古のピアノ。





1816年にロンドンのブロードウッド社によって作られたピアノ。
このピアノと同じモデルのものをベートーヴェンが使っていた。





ウィーンの、やわらかく軽やかな音色が特徴のこのピアノはモーツァルトが好みそうだが年代が後らしい。





ピアノに施された装飾も興味深い。

















長い首の上に頭が乗っているように見えるところからジラフ(キリン)という名前が付けられたという
ジラフピアノ。
グランドピアノをそのまま垂直に立てた形になっている。
その後、弦を交差させることによって、今日のアップライトピアノが生まれたのだそう。





古代ギリシアの竪琴、リラはアポロやミューズの女神の持ち物とされている。
このリラを模したリラピアノは19世紀のヨーロッパでは家具としても好まれていたそう。
四本の脚のうち、前の二本はライオンの足をかたどっている。

ほんとに美しいアンティーク家具のような数々のピアノを引き比べながら堪能させてもらえた。
この後、ピアノ以外の楽器へ続く・・


コメント (4)
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