ソウル到着後、まず最初に訪れたのがこの国立中央博物館。
2005年に誕生したという規模では世界で6番目、所蔵品も世界の有名博物館に肩を並べるという博物館。
この韓国の国立中央博物館は植民地から開放された年に開館して以来60年間、
諸事情によりずっと場所を定められず転々としてきて、今回念願の誕生だったのだそう。
私が17年前にソウルへ初めて来た時に見た国立博物館は朝鮮総督府だった建物が使われていて、その建物は保存か解体かの議論の末、取り壊されてしまったようだ。
国立博物館敷地の入り口には韓国の伝統的な建物によく見られる漆喰の中に煉瓦や瓦を埋め込んで模様が描かれた塀が。
8年間の大工事を経て造られたというだけあって、近づいてみるとほんとに巨大で威圧感のある建物がそびえ立っていた。
この円形のコーナーが入り口。
エントランスホールの吹き抜けの大空間も圧巻~
この博物館にはどんなお宝が眠っているのだろうと期待感が高まってくる。
博物館の真ん中を走る展示空間をつなぐ「歴史の道」といわれる廊下。
トップライトから自然光がふりそそぐ吹き抜けの気持ちのいい空間。
展示室はこの廊下を挟んだ左右に1,2,3階にある。
数々のお宝を堪能した後、子供博物館の方へ。
子供博物館には博物館の展示物のレプリカやそれらを題材にした実際に触れて遊べるコーナーが充実。
本物と同じ重さの鎧兜を着れるコーナーや古代の土器などが並んだおままごとコーナー、民画などを題材にしたパズルは子供たちも夢中でやっていた。
実際の博物館にあった石塔を模した立体パズル。
こういうところで遊んでから本物を見に行くと子供たちも興味を持ちそう。
ミュージアムショップも充実。
お値段は少しお高めだがハイセンスなグッズが並ぶ。
その中で自分の目を惹いた瓶の形のカレンダー。
カレンダーは別に要らなかったのだけどその素敵なデザインに一目惚れして、更にお値段が半額になってたので購入した。
素敵な色合いの韓国の絵画が描かれたカレンダー。
見本ではこの瓶の真ん中に渋い造花が挿されていてそれも素敵だった。
カレンダーとして使い終わった後はこんな風な瓶のオブジェにもなるみたい。
博物館見学後は石造文化財も展示されている野外展示場も散歩したがあまりの寒さに早々に引き上げた;