
犬山の城下町を散策した後は明治村へやってきた。
明治村は学生時代に友だちと行って以来でまたゆっくりきたいと思ってた。
建物だらけの明治村なんで家族と一緒じゃきっと拒否られるだろうと思ってたら
一度行ったことある旦那は意外にも行ってもいいと!
ちょっとしたテーマパーク的な楽しさもあるので最初のうちは子どもたちも
楽しんではいたけど、あまりに敷地が広大なのでさすがにみんな機嫌悪くなってきた。
写真もいっぱい撮ったけど、きりがないのでここでは以前来た時にも最も印象深かった帝国ホテルだけに留めて
残りは旅行記へいつかアップすることにしよう。

帝国ホテルは大正12年にフランクロイドライト設計により建てられたもので、中央玄関部のみこちらへ移築され保存されている。

大谷石の彫刻が印象的な玄関周り。

中央ロビーは三階までの吹き抜けでその周りに回廊が廻らされている。
大谷石とスクラッチタイル、テラコッタが絶妙に組み合わされて、館内の隅々までぬかりなくデザインされているのだ。

食堂。

大谷石の独特の風合い、不思議な幾何学文様に惹きつけられる。

窓の形も面白いなあ。

完璧主義者であったライトは館内の装飾から照明、家具、食器にいたるまでトータルでデザインしたのだそうで
もちろんこの椅子もライトデザインのもの。

透かし彫りのテラコッタから漏れる淡い光が素敵な照明。
日本の行灯がモチーフだそうで、夜の雰囲気もさぞいいことだろうなあ。


透かし彫りのテラコッタ装飾。

これらの装飾はマヤ文明をモチーフにしたものだそうだが、
同じデザインの繰り返しというわけでなく各所それぞれ違ったデザインが見られるのもすごいなあと。

階段のあるところの上部にはこんな階段状の装飾も。


シンプルですっきりとした直線が美しいステンドグラス。

窓にはこんな細かい市松模様のステンドグラスが入れられていた。

公衆電話ボックスの扉。

玄関入り口付近の照明。
隅々まで神経が行き届き抜かりなくデザインされたライトの世界を堪能することができた。