1月に訪れた台湾、嘉義のタイルミュージアムで最後に徐さんに頂いた素焼きの終わった白地のタイルを
いつも行ってる陶芸教室で特別に先生に頼んで釉掛けをさせてもらった。
飴釉が好きなので、背景を飴にして黄瀬戸の花に白萩で少し変化をつけて、茎や葉は織部で全体的に渋めの色合いにしてみた。
台湾の土はいつも作っている土とは違うようで、釉薬の吸い込み具合も違って
ちゃんと釉薬が乗るのか不安だったけど、焼き上がりはしっかり釉薬は乗って、大体思った通りの色合いが出てよかった。
この牡丹のタイルはエンボス状に浮き上がっているので、釉薬の濃淡が味わえる透明釉がやっぱりいいなあ。
花芯部分はマットな白萩を重ね付けしてしまったので、きれいな濃淡が出ず、ちょっと残念。
徐さんの博物館では古いタイルの収集だけでなく、
各地の古民家の修復のために、復刻タイルの製造も手掛けられ、研究を重ねておられる。
こちらのボタンの花マジョリカタイルは博物館のもの。
台湾ではやはり華やかな赤やピンクの花が好まれるようだ。
そして、先日から手掛けてたイスラーム装飾の器を作る、第三弾で作ったお皿が焼き上がった。
釉薬の境目をクレヨンでラインを描いて、釉薬を塗り分けたもの。
こちらのお皿たちも、好みの渋めの色合いで出来上がってよかった。
大きさ的にはケーキ皿かなあ。
ケーキが負けてしまいそうな柄物だけど;