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京都タイル街歩きその三

2018-03-02 | 建築巡り・街歩き【京都】

綾小路通りを大宮駅へ向かって歩いていると、現れたタイル貼りのインパクトのある建物。

美髪館と看板が出ていたけど、今まで知らなかったなあ。

 

 

入口両脇に左右対称に窓がついていて、赤と黄色の幾何学模様がワンポンとに入ってた面格子もモダンで可愛い。

 

 

レトロなサインポールも。

 

 

 

 

中をちらりと覗くと、なんと床もタイル!

思わず、見せてもらっていいですか?と声をかけたら、快く招き入れて頂けた。

そして、店主さんがこの美髪館が載ってる写真集などを見せてくださった。

有名なレトロ理容院だったようだ。

 

 

床のタイルだけでなく、鏡周りの装飾も素敵だ。

建物は昭和2年に建てられた当初から美髪館だそう。

 

 

 

 

 

鏡の下も白いタイル貼り。立体感のあるモールディングもタイル。

思いがけず大物物件に出会えてうれしかった。

 

 

そして更にもう1軒、素敵な建物に遭遇。

 

 

なんと建物に貼り付いている装飾は、陶板ではないの?

 

  

よく見るとやはり陶板。

 

 

更に玄関周りにもこれまた素晴らしい三彩釉のタイルが貼り巡らされている!

ドアが味気ないのがすこし残念だけど、

 

 

タイルは三彩の色合いもデザインもとても素敵だなあ

 

 

辻商店との看板もタイルに。

 

 

 

 

更にこちらも中を覗くとモザイクタイルが見えた。

こちらもお願いして中も見せて頂いた。

 

  

絨毯のように縁取りされたモザイクタイルの床が美しいなあ。

 

 

店内にあった説明書きによると、建物は昭和3年に建てられ、昭和31年に堀川通の拡幅のため、曳家されたそう。

内部は1階は店舗になっていて、懐紙専門店のショップに、奥は町屋商家の間取りになってるという。

 

  

  

  

 

 

 

 

 

最後にモザイクタイル祠も発見。

 

 

祠の土台がモザイクタイル尽くしで、卍もタイルに。

 

 

この日もいろいろ発見があって楽しかったなあ。

 

 

 

 

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